サンバーディアスクラシック 開発秘話
ハウステンボス
そして、
SUBARU。
その言葉から連想される車。
もう、お分かりの方も多いと思いますが、今回は、
1950年代の古き良き時代の感覚が、
懐かしさを感じる
サンバーディアスクラシック

の開発秘話についてです。
今でも人気のワンボックスです。
富士重工業の
当初開発部内にプロジェクトチームと言う形で存在した、SV開発部
正しくは
スペシャルバージョン開発部
ユーザー側から特別仕様車に対する要望が出てきたことから、
後に開発部から独立する形となる。
開発部に、ハウステンボスより構内に使用の人員搬送用車を多少デザインを変え施設にあった物ができないか?と言う要望が入ってきたのが、サンバーディアスクラシック開発の鍵となった。
注文は60台程
サンバーバンをベースに、手作りでラジエターグリル等を作成し、
1991年東京モーターショーに展示。
大評判となり、反響を得た
その後会社のトップやディーラー等から早々市販化の声が出たことから、市販化へと急いだ。
ベースはサンバーディアスエクストラS
サンバーディアスのエアコン装着のお買得グレード。
サンバーディアスクラシックを量産化するため、パネル等の型等を製作。
そしてボディカラーや、パネルに貼るデカールのデザイン等、開発を急いだ。
そして、東京モーターショーにハウステンボス構内車を展示してから2年後市販化となった。
サンバーディアスクラシックは、ヘッドライトやフロントパネル等を専用とするも、ボディやシャシーはサンバーと同様であり、生産レーンも同様の場所にて生産可能な様に仕上げたことから、限定販売することなく、市販化となった。
発売当初月販500台予定していたが、予想をを遥かに上回る大ヒット
パートタイム4WDの5MT
RRの2WDのECVTと5MT
が選択できたが、
発売当時サンバーディアスであれば、4WDが売れ筋であるのに対し、
サンバーディアスクラシックは、2WDが60%を締め、更に40%がECVT車となった。
とても楽しい車の発売と、平成のクラシックブームの先駆けとなった1台でした。