宇宙の窓から星空を見てみよう。
お久々です。写っている写真、なんだかわかりますでしょうか?
マルカリアンの鎖といって、春の星座おとめ座にある、銀河団の一つなんです。見てみると、みんな楕円形だったり、ぼんやりしていますよね。これらみんな銀河なんです。
これはほんの一部で、銀河が鎖のように繋がっているという姿で、天文学者マルカリアン氏が発見したからマルカリアンの鎖と呼ばれています。すごいですよね。
そもそも、宇宙の窓って聞いたことあります?いきなり言われても分からないですよね。
今の春の季節ですと、夜空は宇宙の窓を向いてるんです。では、ちょっと解説しますね。
まず、私たちの住む天の川銀河と地球のある太陽系との位置関係イメージを下図に見せますね。

天の川銀河は、くるくる渦を巻いていて、その渦にはたくさんの星々がいます。中央にあるのが天の川銀河で、私たちのいる太陽系は、約3万光年の所にいます。天の川銀河の半径は約5万光年なので、私たちの太陽系は、半径の真ん中にいます。なお、図はCopilotのAI機能でイメージ生成しました。
そして、天の川銀河の渦巻いている方向に対して、太陽系のぐるぐるは少し起き上がる位置です。

では今度は見る視点を変えて、上の図にある紫色の目のマークの方向から見てみましょう。下がその図になります。図は、stellariumという星空フリーソフトを使って表現してみました。

左側に天の川銀河の中心が来て、中央が太陽系です。横に寝ている天の川銀河に対して、太陽系は起立している感じです。中心の太陽を回る惑星があり、地球もいます。この地球は、一年に太陽の周りを1周します。1年に春夏秋冬があります。図の目線で各季節を表現すると、春は上、夏は左、秋は下、冬は右に、地球は位置します。
つまり、夏に夏の大三角があったり、綺麗な天の川を見ることができるのは、夜に地球は、天の川中心方向を向いているから、ということになります。いて座が天の川銀河の中心方向と言われています。
冬も同様で、オリオン座など明るい星がたくさん見えるのですが、これは、天の川銀河の外周方向を向いてるから、ということになります。冬でも天の川見えるんですよ。
では、春と秋はどうでしょうか。
春や秋は、渦巻いている天の川銀河に対して上下の垂直方向に地球は向いてますよね。
ですので、天の川銀河の外を向いているということになります。
これが宇宙の窓とも言われ、天の川銀河の星々よりも外の星を見ているということになります。
ですので、春と秋は、天の川銀河上の明るい星は他の季節に比べて少ないものの、天の川銀河とは異なる銀河たちがたくさん見やすいということなります。
春は、マルカリアンの鎖(おとめ座銀河団)、秋は、アンドロメダ銀河といった所です。
春は他にもユニークな銀河がありまして、ソンブレロ銀河が見えます。下図がそれです。

姿がメキシコのソンブレロという帽子にそっくりであることから、そういわれています。横に大きな黒い暗黒星雲が一直線に横切っており、綺麗です。なお、1時間かけて撮影しました。
では、我らのすばる(プレアデス星団)は、どこにあるでしょうか。答えは下図の通りです。

ちょうど、天の川銀河の外側にいます。冬のはじめの時期にすばるが見えはじめます。
また、見えた星が天の川銀河の仲間なのかそうでないかは、天の川銀河の半径5万光年を超える超えないが一つの指標になると思います。すばるは444光年ですので、紛れもなく天の川銀河内の星となります。
いかがだったでしょうか。星の位置関係が分かってくると星空は非常に楽しくなりますね。
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投稿を表示初めまして。
私の実家は北海道1番の広さの演習場の側です。
夏の終わり…8月中頃と冬の夜空は恐ろしい位の星々の中にいる感じになるくらい真っ暗な世界になります。空気が澄んでいるのでピカピカではなく…ビカビカと輝き、寂しさを感じるくらい凄い夜空に圧倒されます。
冬は1月末がオススメです。そして滅茶苦茶寒い時です。空気がしばれているのでなまら最高ですよ!
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投稿を表示ソンブレロ銀河ちょっと調べてしまいました。5000万年前だから恐竜絶滅頃の姿なんですね。
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投稿を表示お詳しいですね✨
夜、星空を眺めることが好きで寒いですが外で星空観測をしています🌌
流れ星が流れることもよくあります🌠
天の川の写真を撮りたいのですが、なかなか行けてません😅