星空部

7月の星空探検・天の川がキレイです。

6月はとても雨が多いですが、季節は着々と夏に向かって進んでいます。たまに、雲の間から星空見えたりしませんか?先日はこと座のベガや、うしかい座のアークトゥルスが見られました。どんな様子か紹介しますね。これからの為にということで先んじて7/1星空をご案内します。

👆こちらが25/7/1の20時頃の南から見上げた星空です。さそり座のアンタレスという赤い星が南の低い所、北の空をみると北斗七星が見られると思います。そして、東の空にはおり姫ベガ、ひこ星アルタイルが見えますね。7/7七夕には、おり姫とひこ星が年に一度天の川を渡って巡り会える素晴らしい日ですが、おり姫とひこ星のお互い距離が約15光年の距離があるようで、一日で巡り合うにはロケットよりも早い移動手段が必要のようです。

ところで天の川ってどこにあるか分かります?天の川見えているんですが、上の空は、郊外の星空ですので、もうちょっと空気のきれいな場所で見てみましょうか。

👆こちらが、空気がキレイな場所で見た時の星空です。先ほどよりも星の数多いですよね。ここまで見られる星空を毎日見てみたいものです。そして、南から東にわたって円弧のように筋が見えませんか?それが天の川です。ベガとアルタイルの間にも天の川がすーっと通っていると思います。

天の川キレイですよね。ちょうど矢印で示している部分が天の川銀河の中心でして、モヤっとしています。今回はこの天の川を少し探検してみましょうか。

👆こちらが、天の川銀河中心に拡大したものです。よく見ますと赤だったり青だったり雲の色が賑やかですよね。ここには天の川銀河中心で、星がたくさん集まっています。さそり座のアンタレス付近は別名カラフルタウンともいわれており、この辺りは繁華街といった所です。色々紹介したいのですが、今回は上の四角の部分を探検してみます。

👆こちらがその拡大部分です。全体的なモヤモヤの中に、赤い色で印象的な干潟星雲、そして青と赤の三裂星雲が華やかです。このような星雲たちが、天の川銀河の中心にはたくさん見ることができます。でも本当にこんな風に見えるのか疑問になりますよね。ここまでの紹介はStellariumというシミュレーションツールでの星空ですので、私も実際撮影して確かめました。写真紹介しますね。

👆こちらが撮影した三裂星雲です。赤い部分が暗黒帯という黒い筋で引き裂かれている様子がよく見えます。上隣に青い星雲があって2色がキレイです。

👆こちらが撮影した干潟星雲です。赤い星雲のなかに、暗黒帯の縦筋が通っている様子がよくわかります。星団も見えるのですが、実は星団と星雲が重なって見えているんです。

いずれの写真も、まだ夜明けが暗かった頃の25/4月早朝に撮影しました。いかがだったでしょうか。梅雨が明ければ星空もきっと見えますので、おり姫のベガとひこ星アルタイル見て夏の到来を感じて頂けたらと思います。

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2 件の返信 (新着順)
WHITEHEAVEN70.
2025/06/16 22:21

😼

このような有益な資料を提供していただき、深く感謝いたします。❗❗❗

しかし、あなたのアバターはもっと面白いです!❗❗❗

hana☆
2025/06/16 13:47

凄いですね✨
最近はずっと雨だったので星空は見られませんでしたが、今週は見れそうです🌌
北斗七星はすぐに見つけられますが、他の星はなかなか見つけられません😂
彦星と織姫はそんなに距離が離れているのですね😳
今年の七夕のお天気も気になりますね🎋


hana⭐︎さんありがとうございます。
今週見られそうですよね。
北斗七星さえ見つけられれば、そのまま円を描くように、北から南へと目線を送れば、アークトゥルス、スピカの順番に見つけることができますよ。春の大曲線と言われてるものです。
私たちの住む天の川銀河の直径は10万光年ですので、ベガとアルタイルの15光年なんて宇宙からしてみれば気分は1時間くらいの距離感かもしれませんね。
七夕も晴れると良いですよねー🎋

hana☆
2025/06/16 15:39

ピコいちろう★さん、ありがとうございます😊
今週は星空観測してみます🌌