スバ学ギャラリー

あきちゃん
2026/05/09 09:16

品質問題未然防止活動(日本の製造業のための)

インプレッサを購入した後期高齢者です。損失大の、車関係のリコール防止方法を考えました。スバルもリコールあります。リコールを0にしたい。

書籍の内容

1. 不具合未然防止活動の成果

 2003年まで、毎年1,2件の重要品質問題を出していた品質最悪事業部を、2004年から0件を継続達成し、最良事業部に変えた。事業部として、日科技連の品質革新賞を受賞。

2. 品質問題の真の原因

 品質問題を無くすには、ハード面の対策だけでなく、ソフト面の対策が必要です。品質問題の真の原因は、設計者の問題ではなく、ソフト面が原因である事が多いからです。その事例としては、グループリーダーが部下に仕事丸投げ、伝承技術が後輩に伝わらず、会議のやり方がまずかった、教育したのに忘れる、バラツキを考えていなかった、などのマネジメント、しくみ、人材育成の改善が必要です。

 品質問題は世の中に知られている不具合メカニズムも考えれば、ほとんど再発不具合です。

 ハード面の対策は、起こりうる故障モード全てに気づくために、既知のメカニズムを含む不具合事例集でチェックする事です。そのために、「FMEA辞書」という道具を作った

3. どう対処したか

3-1. ハード対策

 どの会社も不具合事例集を、起きた時代順に貯めているので、チェックしようとすると、全ての事例を見ないとチェックできない。だから、誰も使わないのがほとんどです。

 そこで、不具合事例集を分類して、整理し直したのです。必要なところだけチェックできるようにした。しかも、使い易いように、新入社員用とベテラン用のチェックリストを作り、二重三重にチェックしました(図面作成時、デザインレビュー時、量産出図時etc)。

3-2. ソフト面対策

 書籍は不具合事例集のハード対策だけでなく、ソフト面の対策事例も記載。

 例えば、教育したのに忘れるのは当たり前です。しかし、そういえば何か有ったなと思い出した時に、詳細調べて資料が無いとあきらめてしまうのが、忙しい設計者の常です。直ぐに疑問点が確認できる環境を作る必要があります。そのために、「FMEA辞書」という道具に、設計ノウハウやルールが全て入れてあり、直ぐ確認できるようにした。老舗企業だと、お宝ノウハウがいろんな所に眠っています。それらをかき集めて整理しただけです。

4. 何故他社ではできないのか

 品質問題を起こしたら、必ず真の原因を明確にして、組織としての再発防止を実施するという、ルールが無いからです。ルールがあっても、忙しくてそんなことやらない部署が多いからです。 

 品質問題の都度、再発防止活動を繰り返すと、良い知恵が出、工夫できて、品質最良事業部に変える事ができます。お役所のような 、再発防止にならない、教育しますとかの、対策ではダメ です。

 講演活動で、他社の状況を聞くと、新製品開発、売上アップしか考えないグループ長だから出来ないとか、品質対策する優秀な人が居ないという言い訳を良く聞きます。


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