その他

秋場崇
2026/05/06 13:53

ドライブレコーダーのSDカードについて

~はじめに~ 「特定のメーカーは出てきません。」

ドライブレコーダーのSDカードはどう選べばよいのか?

この終わりなき議論を巻き起こしそうなテーマを

昨晩、お風呂の中で40歳は必死に考えておりました(;^_^A


そもそもSDカードってなんやねん!?秋場くん!!という声が聞こえてきそうですが


「SDカードはNANDフラッシュという方式の記憶媒体です。」


余計わかりにくくなったやないか!?秋場くん!!(((すみません…)))


実は、NANDフラッシュを開発したのは、なんと日本なんですね。

 開発したのは「お魚咥えたどら猫を追っかけるあの日本女性の家族の日常」を描いた

 国民的アニメのスポンサーで有名だった”あの電機メーカーさん”です。(((伝わって欲しい…)))


このフラッシュは、ざっくり言ってしまうと

8x8のオセロ盤でイメージするとわかりやすいと思います。

「盤面全てが白のオセロで埋め尽くされた状態」

これが何も記憶(データの保存)していない状態とします。


「いやいや、全部白で始まるとかおかしいでしょ?黒おかせてよ」

これが記憶(データの保存)の状態です。


ここで、疑問が出てきます。

「白と黒の状態の違いって、NANDフラッシュではどういうことなの?」


はい、これは電気のOFF(0)とON(1)です。

   電球が消えているか?ついているか?と同じ


ドライブレコーダーもスマートフォンも電気で動いており

NANDフラッシュを使っているSDカードはこのOFFとONの組み合わせで

記憶(データの保存)を行っています。

※オセロの盤面では2の64乗の石の組み合わせがあるので

 実に18,446,744,073,709,551,616 通りのデータが表現できます。

 (((64bitなどの話につながりますが、今回は割愛します…)))

大分、端折りましたが、NANDフラッシュとはこういうものです。


実は、本題のドライブレコーダーのSDカードにつながる話なのですが

 オセロとNANDフラッシュには決定的な違いがあります。


それは、

 NANDフラッシュには、はじめから記憶のできないマス目が現れます。

 これを不良セクタ※と呼んだり、バッドブロック(BB)と呼んだりします。

 ※半導体の製造上生まれるもので、メーカーさんもこれを下げる努力をしています。

 (おもちゃ屋さんで買うオセロ盤で、石を置けないマス目はないですよね。)


記憶できないマス目にぶち当たるとデータが壊れてしまうという現象に直面します。

これをどう避けるか?? 実はSDカードやUSBメモリの中には

NANDフラッシュのほかに、コントローラーという審判がいます。

なんらかの理由で使えないマス目が現れた時に、代わり(代替セクタ)を用意する。

これがコントローラー(審判)の仕事です。


一度、コントローラーが使えないと判断したマス目(不良セクタ)は

再度、使われる(アクセスされる)ことはなく、代替セクタに誘導されます。

大切なデータが壊れることなく保存できるのはこの凄腕審判のおかげです。


勘のいい人はそろそろ気づくかと思いますが

"SDカードの値段"には今まで書いた内容が結構効いてきます。

・NANDフラッシュの素性(盤面の強さ=不良セクタ、BBが元々少ない)

・性能の良いコントローラーを積んでいるか?(審判の賢さ=代替セクタ割り当て性能)


ドライブレコーダーのように

・夏場冬場の温度変化が激しい

・常時動作・記録し続ける

こんな過酷な環境で「確実に録る」ためには

”盤面の強さ”と”審判の賢さ”がとても重要になります。

これが値段の差の”正体”です。

(((実際には、これ以外にも沢山の技術が詰め込まれていますが…)))


結局、どこのメーカーがええねん!?秋場くん!!という

お叱りを受けそうですが、


メーカーさんも、こうした過酷な使用環境を前提に設計しており

ユーザーに向けて

「高耐久」「監視カメラ向け」「ドラレコ向け」と記載されているケースが多いです。

もし悩まれた際は、こんな選び方もある、AIにも聞いてみよう。

というのもありかと思います。(;^_^A


最後に、私の尊敬する物理学者のリチャード・P・ファインマンさんは

こんなことを言っています。

「物理学とは、神様がやっているチェスを横から眺めて、そこにどんなルールがあるのか、どんな美しい法則があるのかを探すことである。」


私たちが日常の車の運転で安全を享受できている背景には

物理学や数学、ありとあらゆる領域の技術と

そこに関わる方々の努力があることに気づかされます。


浅学菲才の身ですが、少しでも参考になれば幸いです。

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1 件の返信 (新着順)
ぺたそる
2026/05/07 10:48

大変おもしろく読みました。
私は価格と信頼性のバランスから、シリコンパワー製を選択しています。

「絶対に壊れないもの」を求めるのは難しいので、
「なかなか壊れにくいもの」を「コスパ良く」手に入れるのが、
現実的で賢い選択基準かなと思っています。

今のところ満足しています。


秋場崇
2026/05/07 11:14

はじめまして、こんにちは

>「なかなか壊れにくいもの」を「コスパ良く」手に入れる

仰る通りだと思います。
SDカードは中身のチップを確認することが出来ないので
事前に予備知識を持って、店頭に買いに行くと
まさに、ぺたそるさんの仰った賢い買い方ができると思います。