朝ドラの舞台へ!愛車R1で駆ける松江・ばけばけ紀行 その3 の続きです。
島根県松江市の2日目は雨模様でした。山陰には「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるほどですので、ある程度の覚悟はしていました。
宿泊したビジネスホテルは最上階の6階の角部屋で、宍道湖と松江大橋が見渡せる素晴らしい眺望でした。お風呂が天然温泉だったのも嬉しかったですね。今回は島根県の旅行クーポンを利用し、約半額で泊まることができたのも幸運でした。
ホテルをチェックアウトし、朝食を食べに出発します。
1. 松江市内から車で15分ほど、宍道湖畔に佇むカフェ「Mrs.Martin(ミセス・マーチン)」に到着しました。ここは20代の頃、山陰出張の際によく訪れていた思い出のお店です。塗り替えはされているようですが、バブル期に流行った白い外観が今も綺麗に保たれていました。
2. ここの自慢は、大きな窓から望む宍道湖の絶景です。冬場は餌を求める水鳥たちがウィンドウいっぱいに飛び交い、それは見事な光景になります。
朝一番に入店した際は空いていましたが、続々と常連さんが訪れ、すぐに賑やかになりました。モーニングセットが700円というのも、今どき驚きの安さですね。

3. お店の方が「パンくずがあるから、撒いてみましょうか」と声をかけてくださいました。あいにく冬の水鳥たちは旅立った後のようで寄ってきてくれませんでしたが、真冬なら空中でキャッチするほど群がってくるそうです。
「最近はパン屋さんが耳をくれなくなったので、撒く機会も減りましたね」と、昔を懐かしんでおられました。
4. お店を後にし、小泉八雲と妻・セツも参拝したという出雲大社へ向かいました。辺りの山々には「古事記」に記された通り、雲が幾重にも湧き起こり、まさに「八雲立つ」出雲そのものの風景が広がっていました。
5. 大国主大神が国造りに悩んでいた際、海の彼方から現れた光り輝く玉。この光が自身の魂であると悟り、そのおかげをいただいて神性を養い、「ムスビの大神」になられたと伝えられています。
6. 久しぶりに訪れた出雲大社。しっとりと濡れた境内の空気もまた、趣があって良いものです。
7. ハーンが帰化の際に選んだ「八雲」という名は、出雲の枕詞「八雲立つ」から取られました。妻・セツの姓「小泉」と合わせ、この地への深い愛着が込められています。
8. 神楽殿に掛けられた注連縄は、長さ約13.6メートル、重さ5.2トン。間近で見るとその迫力に圧倒されます。
9. 1890年、八雲は外国人として初めて本殿への昇殿を許されました。当時の宮司・千家尊福らから厚い歓迎を受け、神聖な祭祀に深い感銘を受けたことが記されています。
10. あえてスローシャッターを切り、参拝客をぶらして写し込むことで、神域の独特な空気感を表現してみました。
11. 現在の名称が一般的になったのは明治以降のことで、それ以前は「杵築大社(きつきのおおやしろ)」と呼ばれていました。ドラマ「ばけばけ」でも、ヘブンとトキがこの神前で手を合わせるシーンが登場します。
12. 出雲大社の御祭神である大国主大神の鎮座する「御神座」は、参拝客のほうではなく、横を向いているそうです。国譲りの神話において、天照大神に迫られて無念の思いで国を譲った大国主大神の怨霊を閉じ込めるためという説を昔、歴史書などで読んだことがあります。
13. 多くの女神と結ばれ、子孫を増やした大国主大神。古事記に描かれるその姿が、縁結びのイメージを強めた一因とされています。
14. また神無月には、全国の八百万の神々が出雲に集まり、来年の収穫や人々の「しあわせ」のご縁(縁結び)について話し合う「神議り(かむはかり)」が行われるという伝承があります。この特別な会議の存在が、出雲大社が縁結びの聖地とされる大きな理由です。
15. 松江藩主・不昧公が愛した彩雲堂の「若草」と、門前の老舗ひらの屋さんの「縁結び箸」を購入しました。
このお箸が家族に大好評で、子供たちの分もすぐネットで追加注文。使い終わった箸を供養してくれるという心遣いも嬉しいですね。

16. 帰り道も雨でしたが、新しいPOTENZA(ウェット性能a)のおかげで、高速走行も非常に安定していました。立ち寄るSA・PAごとに、お土産がどんどん増えていきました(笑)。

最後に「ハイドラ」の記録を。ハイタッチの機会も少なくなったなと思っていた矢先、友人からサービス終了の知らせを受けました。ツーリングやイベントで重宝していただけに、非常に寂しい限りです。プライバシーの議論など背景はあるのでしょうが、旅の繋がりを支えてくれたツールが消えるのは残念ですね。


今回の旅は、ドラマの世界を追いかけると同時に、かつての自分自身の足跡を辿る「再会の旅」でもありました。
20代の頃に通ったカフェ、毎月のように訪れた松江の街並み。そして今、再び愛車R1と共にこの地に立ち、17,000歩も歩けるほどに回復した体でシャッターを切れたこと。そのすべてが、出雲の大神様が授けてくださった「ご縁」のように感じられてなりません。
雨に濡れた出雲大社の静寂を胸に、また明日からの一歩を大切に踏み出していこうと思います。
島根、やっぱり私にとっての「アナザー・スカイ」でした。
全4回にわたる長編にお付き合いいただき、本当に有り難うございました!😊
撮影機材
カメラ:EOS R6 MarkII
レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
RF24-105mm F4 L IS USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
フイルター:Kenko Black Mist No.1
Marumi EXUS MarkII C-PL x 2
最後までご覧いただき有難うございます!☺️
関連情報URL : https://izumooyashiro.or.jp/
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投稿を表示FLAT4 さん、
こんばんは!
雨の出雲大社でのお参りもミステリアスで、何処からか神様がお出でにになりそうですね⛩️
冒頭のカフェ、私は見たことだけあるかもです💡
松江市内から湖畔を見て右から出雲方面へ向かう途中、湖畔沿いに建つ、駐車場がいっぱいなカフェをみました。
その日は快晴で、
「こんな素敵なロケーションにカフェがあるんだなあ❣️」
と側を通り過ぎました🚗
もし同じカフェだとしたらFLAT4 さんゆかりのカフェだったのですね☕️
ご自身にとっての「アナザー・スカイ」な街、良いですよね☺️
私もそんな旅が大好きです😊
出雲の神様のお導きのご縁で、懐かしい土地で体力を取り戻し愉しまれたのですね👍