服装と
この間のM-1から面白いコラムが東洋経済のサイトにあったのでご紹介。
https://toyokeizai.net/articles/-/848767?display=b
フランスのカルダンのコンケープドショルダーという仕立てだったと思います。「これだ」と思える令和ロマンの感性と自己像に対する俯瞰力が他の人との差だったなと。確かに高比良さんのメガネも直近の写真と違います。細かくは記事の人がプロなので。
追加で言うとバッテリィズのエースさんが70年代のマレットヘアで身の回りにあまり見ない髪型にして、訳の分からないシャツを着て出てきて「工事現場見にいかなあかんねん」と固定観念を排除した正論の対比が象徴的で高得点。あとは寺家さんのシャツがなんでストライプだったかなぁ…。襟だけでもクレリックだったらまだもっと固定観念ガチガチの事言いそうな雰囲気出るのに…。私的にはあのシャツはちょっと軽薄に見えたのが最後の差なのかなと。
錦鯉は年齢による雰囲気の変化で完成したコンビであの年だからできた面白さで優勝しました。
そろそろ老後の心配が必要そうな痩せたおじさんが、白スーツを着てなんの心配もしてなさそうに脳天気に出てきて、中肉のマトモそうな人が飼い慣らす漫才の形ができた。そして、ネタをもっと万人にわかりやすいのをとなってそれを作って優勝したってので彼らの年だったんだろうと。
最近膨よかになって説得力薄れてきましたが(笑)
もうただ出てきて面白い話すればいいフェーズではないんでしょうね。確かに過去振り返るとサンドウィッチマンは伊達さんがイカつい見た目で至極マトモな事いうから面白いんですよね。
全てを作り込む必要があるなら食うや食わずでバイトしつつ舞台に出ていれば形ができる時代ではないのかもしれませんね。
スバリストあるある動画で青って話がありましたが、ネゴシエートの場の雰囲気作りで青い革小物というのもあります。野依良治先生が「英語下手でいい格好してなくてもいい仕事すれば耳を傾けてくれる」と言われておりますが、あの人はサリドマイドの不斉合成に道筋をつけたというクリティカルな仕事をされてる訳でキーワードを聞いて詳しく聞きたいと思わない人はそもそも素養がない。
私も学生レベルのときはなんのこっちゃかわかっていませんでしたが…。
私程度のボンクラであれば小物で物語らないと信用は得られません。
それでいけばSTiのウェアは雰囲気を形作る重要アイテムでしょうが…まだ私にはSTiのウェアを着る気合いはありません。