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フリートーク

2024/04/06 21:55

今日も連投投稿で。

今日は五十嵐大介先生の新刊、
『かまくらBAKE猫倶楽部』を購入しました。

何を隠そう、
五十嵐大介先生のファンでして、
『リトル・フォレスト』や『海獣の子供』はもちろんのこと、
『はなしっぱなし』や『デイザインズ』も愛読してます。

今まで電子書籍で読んでいたんですが、
紙で読みたいと思って紙の本を収集しているんです。

今日は群馬に出かけて行って、
ショッピングモール内の書店で購入してきたんですが、
思えば5年前に同モール内の映画館で
『海獣の子供』観ていましたね。
すごい偶然じゃんって思ってしまいました。

『海獣の子供』は、
部活での人間関係が上手くいかなくなった主人公の琉花が
ジュゴンに育てられた兄弟の空と海に出会うという物語で、
当時心理学を勉強していた私にとって
イニシエーションや異界との出会いというものに
非常に興味があったので、
一時期ものすごくハマっていた作品です。

もはや自分の言語能力では説明しきれないぐらい
壮大で神話のような作品ですが、
生命の誕生が一つのテーマであったりもして、
そんな劇場作品を自分の愛車の故郷である群馬で鑑賞できたことが
非常にうれしかったんですよね。
しかもその翌日には、
愛車が生まれた母体である工場の見学をしましたしね。

先生の作品はアニミズムや民俗学を彷彿し、
いつかの年は岩手の遠野で先生の原画を観に出かけ
先生が登壇されるトークショーにも足を運んだことがありました。

『リトル・フォレスト』なんか読んでると、
自給自足といった農的暮らしだけでなく、
人と関わることや居場所を作ることについて
色々考えさせてくれるし、
どの作品にも共通して、
科学や言葉では説明できないことが
この世の中にはいっぱいあるんだってことも教えていただいてます。

今回の『かまくらBAKE猫倶楽部』は、
先生が住む鎌倉を舞台に
猫のような雑貨店の店員2人と
その2人を猫だと疑う若い女性を軸に、
鎌倉で起きる摩訶不思議な猫の物語が語られていきます。

鎌倉の土地の歴史や風俗、
そして鎌倉に現れる不思議な猫にまつわる話を読んでいると、
なんだかまるで『遠野物語』のように感じます。

一時目に見えないものにハマっていた自分にとって、
目に見えないものには目にみえないものを引き寄せる感覚とか
そうだよね!そうだよね!っていうものとかあって、
ぐんぐんと引き寄せられていくものがあります。

先週何気に鎌倉を通過したりもしたし、
何かと逗子や鎌倉に行く機会が多くて、
あのあたりって本当に不思議な土地だなって思うことが多く、
先生の本を読んでると、なんだか色々腑に落ちることばかりで、
あの時のトークショーと同じで
色んな答え合わせをさせてもらってる気がしています。

五十嵐大介先生って本当にすごい人なんですよ。
秋に2巻が出るようなので、半年ほど待っていようと思います!!