宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が
米アカデミー賞の長編アニメーション映画賞を
受賞したそうですね!
さすがだなって思っちゃいました。
本作は公開前に大きな宣伝を打つことも
声の出演者のことや内容も
大きな情報がほとんど出ない
異例の状態で上映スタートしたのは記憶に新しいですね。
私は昨秋、日帰りドライブの最中に
とあるシネコンのレイトショーで観ました。
静岡、関東経由でぐるっと回ってきた日の夜だったので
観る前にこれは寝るかもと思ったのはよく覚えてます(笑)
だけど目が離せない展開がずっと続いて
とにかくおもしろかったんですよね。
観る人によって感想が異なってこそ映画が存在するわけですが、
私は、人の原体験はこんなにもその人の人生に大きく影を残し、
どんなに多作であろうと
どの作品にもその影がちゃんと映し出されるものなんだなと
思ったものです。
なぜアーティストやクリエイターたちは
作品を生み出し続けるのか。
それを『君たちはどう生きるか』を通して
再確認した次第でした。
結構難解だとか言われがちな作品ですが、
登場人物が結構親切に言語化してくれるおかげで
(絵ではなく言語による表現は宮崎監督らしい)
私は難しく思いませんでした。
だからジブリは敷居が低く、
誰でも楽しめる作品なんだなと思いましたね。
結構色んな著書などで宮崎監督は言っていますが、
「映画は1年に1回観ればいい」の言葉通り、
演出など色々気になる作品ではありますけど
そのために何度も何度も映画を観るのは
依存と現実逃避になってしまいますので、
次観るのは今度の秋で(笑)
人生は自分の思い通りにならないことの連続だし、
理不尽と争いごとも絶えずに起こり続けるわけですが、
それでも忘れずにいたいことってあるわけで
私はそれを忘れずに生きていきたいと
映画を通して思いました。
アカデミー賞おめでとう!!