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フリートーク

2024/01/21 17:46

今日は今敏監督の『千年女優』を観に行ってきました。

去年の9月はスバルスタースクエアに寄った後、
埼玉で『パーフェクトブルー』のリバイバル上映を観たので、
(パーフェクトブルーすぎちゃって笑える笑)
また今さんの作品を映画館で観れる日を楽しみにしてました。

『千年女優』は、
銀映の古い撮影所の取り壊されることから、
表舞台から姿を消した銀映の看板女優である藤原千代子に対し、
千代子のファンである立花とカメラマンの井田が
インタビューをしていく...というお話。

インタビューに答える千代子が
「鍵の君」を追いかける千代子と
過去の演技シーンを演じる千代子が
どんどん入り混じってそれはそれはカオスになっていく。

初めて観ると、
イミフなわけわからん映画ですよね(笑)

でも84分の映画でこれだけの濃さ、
やっぱり今さんじゃないと作れないなって思います。

違う場面、違うシーンが繰り広げられるようで、
パターン化し、繰り返される映画の流れは、
まるで人の人生そのもの。

千年もその繰り返しが行われても...

と、まあ色んなことを考えさせられた時間でした。

前回の『パーフェクトブルー』は、
主人公が周りの人間に様々な期待や虚像を押し付けられながらも、
1人の女優としての自分を確立していく姿に
それはそれは色んなことを考えさせられました。

今回は追いかけても追いかけても、
追いかけているものにたとえ追いつかなくても、
という私なりきに前向きに考えました。

私も千代子みたいに追いかけてる人がいて、
その人にたとえ追いつかなくても、
追いかけることに意味があると思っているから。

ただ尽くすだけ尽くして何も得られなかったら悲しいですけどね(笑)

でもそうはきっとならない。

さあ映像制作、がんばるぞ!

1件のコメント (新着順)
五条銀吾
2024/01/21 18:41

今敏さん
何作か映画を観ましたが、どれも独特のセンスで今敏ワールドを築き上げてましたね

昔、大友克洋さんのアシスタントをされていたこともあったので、facebookの大友克洋氏ファンサイトでも偶にお名前が挙がります
個人的には、そちらの方の印象の方が強いですのですが、1988年の大友氏絡みの雑誌に掲載された漫画では既に今敏ワールドが展開されてました

非凡な方が早くに逝ってしまったことが悔やまれます
亡くなって15年経ったとは時が経つのは早いですね

[AKIRA WORLD]
講談社/HOT DOG PRESS増刊
(1988年7月24日号)