フリートーク

2025/12/04 05:58

インプレッサを購入した スバル初心者です。
 スバリストは車好きが多いので、製品設計者も多いと思い、設計者に参考にして頂きたいという趣旨で記載します。
 以下書籍は宣伝しても、ほとんど売れません。学術書は3000冊売れれば成功だそうです。だから金儲けの宣伝ではありません。
 本に書いてある事ですので、業務上知り得た機密情報でも無いです。

 書籍「FMEA辞書」は設計ミスを無くす手法と実施方法が書いてあります。リコールを十年以上0件とし、品質最悪事業部を最良事業部に変えました。知恵と工夫による成果です。

Ⅰ. 何をやったかの説明
 1. 未然防止の道具作成と実行
  ①.製造業各社の実情 
 製品設計の故障パターンは、世の中に知られている故障原因を含めると、五万とあります。
その為に、世の中の各社はノウハウや不具合事例を溜めています。しかし、溜めているだけで、使いやすく整理されてないので、誰も使わず、宝の持ち腐れとなっているのが実情です。
  ②. 使いやすい道具の作成
 そこで、社内に眠っている故障事例や、世の中に知られている故障パターンを全て集めて、使いやすいように整理した「FMEA辞書」という道具を作ったのです。
創立75周年の会社ですので、ありとあらゆる故障パターンが眠っています。
集め方は後述。
ただ溜めてあるだけだと、全部見ないとチェックできません。
使いやすいというのは、必要なところだけチェック出来るチェックリストです。どう使いやすくしたかは本を参照。
  ③. 実施方法
 400名の設計者に実施してもらうには、部長、事業部長を動かして、リコールを出さないよう、チェック実施を指示してもらう事が必要です。親しい部長、事業部長がいた事が幸いしました。技術部の実行しやすいルールにする手もあります。
  ④. 全ての故障事例の集め方
 私の専門はメカですので、電子回路、ソフトウェアは、詳しくありません。
部、事業部の壁を超えた協力が必要になります。
◆そのためには、社内で有名になる事が必要です。
a.技術論文で発表、オールトヨタのQC大会で優秀賞を受賞して、有名になり、特に全社の品質を扱う品質管理部の人の協力を得る事が出来た。
b.FMEA辞書は初めメカしか無かった段階で有名になり、電子関係、ソフトウェアは、昔一緒に仕事した電子事業部の役員と親しかったので、協力してもらえました。電子事業部の設計基準を元に作りました。機密管理上、他事業部の図面、設計基準、故障事例などは見られません。

 2. ソフト面の改善
 品質問題の未然防止には、チェックリストというハード面だけでなく、人材育成やしくみの改善といったソフト面の改善も必要です。
◆ソフト面の改善の事例
a.会議のやり方を改善しておけば、この問題は起きなかった
b.人間、教育してもすぐ忘れるので、そう言えば何かあったなという時、直ぐに確認できる環境(FMEA辞書のような物)を作る。
FMEA辞書はその後、品質管理部が全社展開しました。

Ⅱ. 他社が真似しない理由
 トヨタ自動車をはじめ20社以上で講演、セミナー講師として何十回と説明しましたが、真似して出来た企業は一社もありません。
言い訳を聞いてみると、部長、事業部長が動かない。道具を作る人工がない。知識が無い。情報が集まらないでした。
やる気のある人が居ないためだと思われます。

1件のコメント (新着順)
秋場崇
2026/05/06 02:26

はじめまして、こんばんは
秋場と申します。

日系電気メーカー自動車部門にいた時は
不具合が起きると
「落ち穂拾い」という活動が
ありました。

この活動が現場では大変不評で
再発防止レビュー等でも
ここはこう書けだの、
誰々から指摘が入るから直せだの
負荷ストレスが大きく
不具合そのものよりも
組織的な閉塞感が
強かったように思います。

不具合の経験が
エンジニアを育てますから
私などは失敗知識データベースを
よく使って手戻りのない設計を
心掛けております。
https://www.shippai.org/fkd/index.php


あきちゃん
2026/05/06 07:04

問題を起こしたら、真の原因を突き止めて、再発防止をする活動が基本です。
そして、知恵を出し工夫して、良い結果を出すのです。良い知恵は知識が無いと出ません。だから勉強するんです。
その積み重ねで、品質最良事業部に出来、デミング賞の品質革新賞を受賞しました。
仕事の評価は、いい加減な事が多い。いかに、良い知恵を出し、工夫したかで評価すべき。

秋場崇
2026/05/06 10:59

おっしゃる通りです。

真因、原因解析がほぼ全てで
その方法を体得されてきていない方が
多くなってきました。

なぜなぜ分析から
特性要因図、KT法、4M管理
FMEA、FTA、DRBFM、XDDP
IATF16949の中のAPQP等
やり方は沢山ありますが

みんなでやれば防げたんだよ!?と
思う瞬間が幾度もあります。

品質は工程(設計段階)で作り込むものと
新卒入社の会社で
薫陶を受けた世代としては
悲しい限りです。