フリートーク

2025/05/31 15:57

過去にダンボールで作った水平対向4気筒の排気量の約3.4倍の排気量のエンジン(4ストローク)を、AUTOMATIONというゲームでシミュレーションしてみました。(ゲームで作れるボアの最小値が50mmなので、ボア・ストローク共に1.5倍にしました。)
なるべく複雑な機構(ターボや可変バルブ機構、インジェクションなど)は使わずに、自然吸気、OHV、キャブレター(見た目はWeber製に見えます)にしてみましたが、ハイオク指定にしたり、最高回転数を11100rpmにしたりしたので、742ccとは思えない出力になりました。

(参考)AUTOMATONのリンク
https://store.steampowered.com/app/293760/Automation__The_Car_Company_Tycoon_Game/?l=japanese

◇ダンボールで作ったエンジン
•気筒配列:水平対向4気筒
•ボア・ストローク:36mm•54mm
•排気量:220cc
•バルブ駆動方式:OHV
•バルブ数:吸気1/排気1
•自然吸気

◇ゲームで作ったエンジン
•気筒配列:水平対向4気筒
•エンジン重量:41kg
•ボア・ストローク:54mm•81mm
•排気量:742cc
•圧縮比:10.5:1
•バルブ駆動方式:OHV
•バルブ数:吸気1/排気1
•自然吸気
•燃料噴射方式:キャブレター
•最高回転数:11100rpm
•最高出力:103.0hp@9800rpm
•最高トルク:75.6N•m@9600rpm
•1Lあたりの馬力:138.8hp

◇(参考)スバル1000のエンジン
•気筒配列:水平対向4気筒
•ボア・ストローク:72mm•60mm
•排気量:977.2cc
•圧縮比:9.0:1
•バルブ駆動方式:OHV
•バルブ数:吸気1/排気1
•自然吸気
•燃料噴射方式:キャブレター
•最高出力:55ps@6600rpm
•最高トルク: 76.5N•m@3200rpm
•1Lあたりの馬力:56.3ps

多分、自然吸気で1Lあたりの馬力が138.8hpになると、耐久性は全然ないと思います。
ちなみに、自然吸気エンジンで高出力だと言われる境目は、1Lあたり100hpになりがちな気がします。
写真は、1枚目が内部パーツ(バルブとプッシュロッド以外はダンボールでも作った部分)、2枚目が外からの見た目、3枚目が、馬力とトルクのグラフです。

2件のコメント (新着順)
EJ20 9275
2025/06/01 11:08

(補足)
最高熱効率は、シミュレーション上では12%くらいでした。
(ちなみに、CB18エンジンは、最高熱効率は40%と言われています。)

こたちゃん
2025/05/31 17:39

今日丁度、CARTOPIANのバックナンバー読んでました。ボクサーストリーとして特集され当時は、OHCにするとカムシャフトが2本必要になり、重量もサイズも大きくなり、コンパクトなエンジンに重きを置いていたようでOHVを採用していたそうです。プッシュロッドも中空のジュラルミン製でした。過去にLEONE 4WD RXを乗っていましたが、最高出力は110PSでしたが、車両重量が980kgでしたので軽快に走ってくれました。


EJ20 9275
2025/05/31 22:10

プッシュロッドにジュラルミンを使っていたとは、驚きです。
未だにOHVを使っているNASCARのエンジンのプッシュロッドの材質も気になってきました。(NASCARのエンジン、5.8LのV8で10000rpmまで回しているのですよね。)
LEONEは4WDのモデルでも、1000kgを切っていたのですね。最近のクルマからは考えられないですね。
最後に、今回ゲームで作ったエンジンの話ですが、アイドリング回転数が3000rpmですし、6000rpmまではトルクが全然ない、実用性皆無のエンジンですね。(キャブレターだと特に)最高馬力を求めるとこうなるのもしかたないですが。