スケール除去(水垢除去)について。

ほぼ一ヶ月に一度、通常の洗車に一手間加えたメンテナンス洗車を行なっていますが、個人的にメンテナンスとは、スケール除去を伴うものだと捉えています。
車の美観において、最も重要な工程だと考えています。

使うのは俗に酸性ケミカルと言われる、フッ酸などを用いたケミカルです。
量販店で売っている水垢除去剤を謳う製品はアルカリ性が多いですが、水垢を除去できるのはこの世でフッ化物系の無機酸しかないと言われています。
あと、アルカリは塗装にダメージを与えやすいので、個人的にはお勧めしてないです。
アルカリ溶剤を黒系の塗装に使用して、一瞬で塗装が曇ったのもみたことがあるので。

で、使用するとどうなるのか。
こちらスケール除去する前のループです。
水垢どこやねん!って感じですが、ここにスケール除去剤を塗り拡げると。。。

これでもわかりますかね。。。?
写真のハイライトなどを調整して見えやすくしてはいますが笑
赤丸の範囲内にスケールが白く浮き出ています。
これを放っておくと、どんどん取れない汚れになり、最終的に塗装の中に侵入して完全に取れなくなります。
そうなるとスケール除去剤でも取れません。


一番わかり易いのがワイパーブレードでした。
上の写真だとスケールが付いていないように見えますが、溶剤を塗ると浮き出てきます。
スケールがコーティング表面にあると撥水を阻害するので、スケールがどんどん溜まると撥水しなくなり「あれ?コーティング効いてないかな?もう一回塗っとこ!」という事が起こりえます。
スケールを取らずにコーティングを塗ると、汚れの上にコーティングを塗るわけなので、汚れを閉じ込めてしまうことになります。
すると先程も書いた通り、スケールが塗装に侵入して取れなくなり、塗装がどんどん曇っていきます。
また、コーティングの定着も悪くなります。



スケールを取ることで、塗装本来の美しさを見ることができるはずです。
テレビで見る女優さんのすっぴんが綺麗なのと同じで、塗装そのものが綺麗であれば、その上に塗るコーティングやワックスもより美しく仕上がります。
スケール除去剤の注意点とすれば、劇物なのでニトリルグローブ等を着用し素肌に触れないようにすること、ガラス面やメッキなどへの使用は原則推奨されていない、ガラスコーティングを溶かす可能性がある。
もちろん、保管は子供の手の届かない所になど。。。
以上、ご興味のある方は是非試してみてください。
以下酸性ケミカルを販売しているショップ。
https://www.kamikaze-collection.shop/
https://provide.shop-pro.jp/?pid=26514686
↑スケール除去したことの無い車両にはこれを使うのがオススメ。
https://ganbass.net/