フリートーク

2025/06/06 17:42

風洞実験の装置(1/64のミニカー用)

FUN-TECH-LABというメーカーが作っているモデルカー用の風洞実験の装置で色々なクルマを試してみました。(使ったモデルカーはトミカです。)
スバル360の頃に風洞実験などはおそらくやっていないのに、ちゃんとエンジンの部分に風が入っているのに驚きました。元飛行機メーカーとして、優れた空気力学の知識を持っていたのでしょう。
また、レーシングカーでは、リアウイングで空気の流れが変わっているのが見えます。
本当は、前のクルマの後ろに入ったら空気抵抗が減る(スリップストリーム)効果が実際どのようなものなのか見てみたいのですが、1/64のモデル1個しか入らないサイズなので、2台並べることができません。
ちなみに、装置の左側に見えるスピードメーターは、実際のクルマのサイズにした時のスピードだと思います。

(参考) 
FUN-TECH-LABのホームページ
https://www.fun-tech-lab.com/
ちなみに、私がこの商品を知った場所は、
https://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-22593.html
の記事です。

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2件のコメント (新着順)
五条銀吾
2025/06/06 21:12

面白い品ですね
風洞実験と言えばアルシオーネの風洞実験の光景が思い浮かびます
確か、栃木県の航空部門の風洞実験室を使って検討していったとか
是非、アルシオーネのミニカーでも試してみてほしいです

空力開発、
興味深いのは、1985年当時の著名な自動車評論家の見解が
「そんなに空力を詰めるなよって言いたくなる」
「空力でクルマを買う人はいないと思う」
と評してしたこと

今でこそエコの為の空気抵抗削減は必須事項ですが、当時の日本には40年後を見据えた先見性はなかったようで

逆に非力さを空力でカバーしようと思い至った当時のアルシオーネ開発陣の先見性が今になって一際際立ちます
感涙

※画像は[Car Styling(1985年夏号)]より


たかたか
2025/06/06 21:54

初代アルシオーネと言えば、エアプレーンタイプドアハンドル。空気抵抗を極限まで下げる為に、レオーネのドアハンドルを流用せず、コスト度外視で蓋付きハンドルを採用するなんて、まさに飛行機屋のクルマですよね😊。本物の飛行機のドアハンドルを見て、当時の富士重の技術者の方々の拘りは半端ないなぁと✈️。登場するのが早すぎたのかもしれません🤔。

五条銀吾
2025/06/06 22:26

アルシオーネねたに反応いただけるとは恐縮です
仰る通り
アルシオーネの全てのデザインが空力効果向上の為と言っても過言ではありません
その小さなことへの拘りの一つひとつがマニアック過ぎて堪りません

そしてその効果は実際に運転した人しか知り得ないのが残念でなりません
マイナス揚力ゆえの高速域での路面に吸い付くような走行感覚は次元が違います

※画像は[Car Styling(1985年夏号)]より

たかたか
2025/06/06 22:40

そうなんですね。私はAA2レオーネは運転した事はありますが、残念ながら初期型アルシオーネのハンドルを握った事はありません。やはり、空力特性を狙ったデザインは、見掛け倒しでは無かったんですね。
その次のSVXは、地元のディーラーさんのご厚意で、店長さんの車を試乗させて頂きましたが、加速するとボディが沈み込み、地べたを這う感覚。この感覚は他のメーカーの車では味わえませんね😅。

EJ20 9275
2025/06/07 07:55

アルシオーネのモデルカーは持っていないので、探してみます。
最近のエコカーとして、プリウスを実験してみました。確かに空気がほぼ乱れずに後ろに流れていくのが見えました。
しかし、プリウスのボディを真横から見ると飛行機のウイングの断面のように見えて、高速域だと揚力がかなり発生しそうだと感じました。(レーシングカーの床下の断面が飛行機のウイングの逆構造になっていて、強力なダウンフォースを稼いでいますが、それの逆のように感じました。)
アルシオーネは、空気抵抗も少なく、かつ、揚力も対策されているのですね。

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こたちゃん
2025/06/07 08:13

貴重な資料をご紹介頂きありがとうございます。
アルシオーネが発表時に公開された写真は、市販車に近いモデルですね。
まず1/5モデルを造ってそれから1/1モデルを造って実験していたのでしょうか?
今は、コンピュータを使ってある程度までは計算出来るのでしょうけど、何せ40年前ですから。
私は、発売後直ぐに発注。ヘッドライト、ワイパーレバーのない斬新な内装、とことん空力に拘った外装。おかげで外すのが大変だったホイールキャップ、折ってしまったオートアンテナ等当時の思い出が蘇ります。
今年で誕生から40周年、おめでとうございます。
画像は、CARTOPIA 1985.6 156号より  

五条銀吾
2025/06/09 00:13

アルシオーネで1/64サイズですとBlitzen(CM's)というメーカーの商品が唯一でしょうか
既に絶版ですので中古市場を小まめにチェックしていけば入手できる可能性もあるかと
(あまりにも入手できないようでしたら当方のを送付することもできますが、このファンサイト経由では私信できずで)

当時のCG誌(1986年12月号・1987年1月号)に「風洞実験リポート 目で見る空気力学」という特集があったのですが、その中でアルシオーネも計測されていました
フェラーリやポルシェなどの10車種について計測されていましたが、マイナス揚力なのはアルシオーネのみ
空気抵抗係数は似た数値が数車種あった中で、この結果は正に空力の申し子と言えるのではないかと
何とも誇らしいです

五条銀吾
2025/06/09 00:23

まず1/5モデルを造ってそれから1/1モデルを造って実験していたのでしょうか?

前掲の雑誌によると少なくとも1/5のクレイモデルは4段階存在してたようです
それぞれの段階のCd値が計測されているので、作っては計測を繰り返したのでしょうね
アナログ的力業な方法が昭和ちっくですね

※画像は[Car Styling(1985年夏号)]より

アルシオーネの思い出、
今の時代にあって、改めて貴重さを実感します
これからもアルシオーネについて何か思い出されたら是非、ご紹介していただければと思います

EJ20 9275
2025/06/09 18:25

確かにCL値がマイナスですね。
しかも、そこまで大きなエアロパーツは付いていない状態での結果なのですね。
効率が良いのですね。

jg1hki
2025/06/06 17:59

これは心を擽られます

でも品切れ予約とディスプレイ価格が・・・・

素敵な情報ありがとうございます


EJ20 9275
2025/06/06 18:35

あまり大量に作っている商品とは思えないですからね。
しかし、クルマ好きには刺さりますよね。