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RN
2026/05/28 22:19

5スター大賞おめでとう‼

本日、フォレスターが「自動車安全性能 2025 ファイブスター大賞」になったことが発表されましたた‼  特に衝突安全の得点率が他メーカーより高く、スバルの総合安全へのこだわりが形になったと思います。しかし、2024年度から始まった新オフセット衝突試験で88.0%と「圧倒的」までは伸びなかったのが気になったので、他メーカーのクルマと比較しながら分析しました。

前提として、新オフセット衝突試験は従来のように固定壁へ衝突する方式ではなく、対向車を模した台車に対して衝突させることで、より現実の交通事故に近い状況を再現している点が大きな特徴です。試験条件は、約50km/hで試験車と約1,200kgの台車が正面オフセット(衝突面の50%)で衝突する設定となっています。

この新試験の重要なポイントは、評価が二つの視点から行われることです。一つは従来と同様の「SP(Self Protection)」で、運転者や同乗者など自車乗員の保護性能を評価します。もう一つは新たに追加された「PP(Partner Protection)」で、衝突相手側に与えるダメージの大きさを評価する仕組みです。つまり、自分の車の中の安全性だけでなく、相手の車両や乗員への影響も考慮されるようになりました。PP評価では、相手車両を模した台車の減速度や構造変形の仕方などから、衝突エネルギーの伝わり方を分析し、相手側への負荷の大きさを評価します。一番下にこの試験の結果の一覧を掲載しました。

一番下の表を見ると、フォレスターはSPで非常に高い点を出している一方で、PPでの減点は標準的なもので、特にバリアの変形量が大きく見えます。そのことを疑問に思い比較してみたところ、フォレスター以外にもティグアンやフロンクスなど最低地上高の高いSUVの方がバリアの変形量で同等の重量で最低地上高の低いクルマより減点されやすい傾向があることが分かりました。Chat GPTによると、最低地上高を高くするとサイドメンバー、バンパービーム、サブフレームの位置が高くなりやすく、台車との衝突時に真正面から押し合う形にならない結果、バリア側の変形分布が乱れて、バリアの変形量の標準偏差が悪化しやすいのではないかということでした。こうなると、今後レヴォーグやインプレッサなど背の低いスバルで試験したらどのような結果になるか気になります。

他にも、寸法や重量と結果の関係性を調べてみたところ

① 車両重量が重いほどSPの得点は伸びやすく、特に運転席のHICが低くなりやすい

② 車両重量が重いほど台車の減速度が大きくなりやすい

③最低地上高が高いほど運転席の胸部変位量が大きくなりやすい

ということが見えてきました。特に③については疑問に感じたためChat GPTに聞いてみたところ、最低地上高が高い車はサスペンションストロークが長く、衝突時にノーズダイブ量が増えやすいことと、SUVは骨盤が立ち気味の運転姿勢になりやすいため、、衝突時に骨盤が前へ滑りやすくなる可能性があるのではないかということでした。

まだ新オフセット衝突試験のサンプルは少ないため、これらの分析は推測に過ぎません。しかし、新オフセット衝突試験は今までとは違い自車のボディ構造や寸法や重量などの物理的な要因が影響を及ぼす可能性が高いことと、その中でフォレスターは非常に優秀な成績を収めていることが分かりました‼ 来年以降の結果が公開されれば、この分析が合っているかどうか分かるので楽しみです‼また、今のところ軽自動車やBEVで実施されていないので、どのような結果になるか気になります。


新オフセット前面衝突試験の結果一覧

メーカー名
マツダ
スバル
フォルクスワーゲン
ミニ
ホンダ
スズキ
トヨタ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
試験車名
CX-80
フォレスター
ティグアン
カントリーマン
WR-V
フロンクス
クラウン セダン
アコード
シビック
フリード
グレード名
PHEV L Package
Premium S:HEV EX
eTSI R-Line
D
Z+
2WD
Z
e:HEV Honda SENSING 360+
e:HEV
e:HEV AIR EX
車両重量 (kg)
2,210
1,750
1,610
1,620
1,230
1,070
2,020
1,589
1,460
1,480
全長×全幅 (mm)
4990×1890
4655×1830
4545×1840
4445×1845
4325×1790
3995×1765
5030×1890
4975×1860
4560×1800
4310×1695
全高 (mm)
1,710
1,730
1,655
1,660
1,650
1,550
1,475
1,450
1,415
1,755
最低地上高 (mm)
170
220
データなし(SUVだから、最低でも150mm以上あるはず)
202
195
170
130
135
135
135
新オフセット前面衝突試験










評価

Level 5 / 5
Level 5 / 5
Level 4 / 5
Level 4 / 5
Level 5 / 5
Level 4 / 5
Level 5 / 5
Level 5 / 5
Level 5 / 5
Level 5 / 5
合計得点

21.57/24
21.12/24
19.59/24
20.68/24
21.19/24
18.96/24
21.09/24
21.97/24
21.23/24
22.00/24
得点率

89.9%
88.0%
81.6%
86.2%
88.3%
79.0%
87.9%
91.6%
88.5%
91.7%
乗員保護性能試験(運転席)











合計得点

11.64/12
11.84/12
11.20/12
11.06/12
10.42/12
10.28/12
11.83/12
11.18/12
10.75/12
11.45/12
得点率

97.0%
98.7%
93.4%
92.2%
86.9%
85.7%
98.6%
93.2%
89.7%
95.5%
頭部傷害値 (HIC15)

53.0
88.3
167.2
189.9
163.4
197.9
79.4
152.2
167.7
157.9
脳傷害値 (DAMAGE)

0.21
0.20
0.36
0.31
0.16
0.19
0.18
0.45
0.35
0.23
頚部引張荷重 (kN)

0.64
0.81
0.64
0.73
1.34
1.36
0.94
0.98
1.49
1.36
頚部せん断荷重 (kN)

0.35
0.40
0.47
0.44
0.54
0.49
0.66
0.37
0.52
0.47
頚部伸張モーメント (Nm)

2.79
6.38
7.55
5.05
6.40
11.29
9.47
11.20
12.19
8.70
胸部変位量 (mm)

38.16
36.38
40.39
38.56
44.73
47.70
36.41
33.12
41.46
37.43
ショルダーベルト荷重 (kN)

3.56
4.55
2.99
3.55
5.27
4.98
3.23
3.93
4.01
4.85
腹部変位量 (mm)

48.89
49.88
52.91
51.26
57.40
53.26
39.67
46.07
44.24
49.70
右寛骨臼荷重 (kN)

0.36
0.64
0.41
0.33
1.96
0.49
1.15
0.79
1.15
2.02
左寛骨臼荷重 (kN)

0.65
0.83
0.29
0.01
1.07
1.60
1.24
1.30
1.90
1.91
右大腿骨荷重 (kN)

0.67
1.14
0.16
1.43
4.67
1.99
1.64
1.82
1.97
4.31
左大腿骨荷重 (kN)

1.71
1.37
0.41
2.09
1.91
1.67
2.12
1.91
1.40
2.83
右上脛骨荷重指数(Tibia Index)

0.25
0.39
0.52
0.74
0.57
0.52
0.26
0.47
0.73
0.57
右下脛骨荷重指数(Tibia Index)

0.32
0.27
0.30
0.41
0.37
0.41
0.23
0.24
0.34
0.57
左上脛骨荷重指数(Tibia Index)

0.24
0.31
0.29
0.46
0.48
0.55
0.33
0.36
0.29
0.40
左下脛骨荷重指数(Tibia Index)

0.39
0.24
0.12
0.26
0.70
0.58
0.18
0.21
0.42
0.29
右上脛骨軸荷重 (kN)

1.56
1.72
1.71
2.42
1.45
2.64
1.39
2.78
3.17
1.59
右下脛骨軸荷重 (kN)

1.97
1.96
2.33
3.19
2.05
2.87
1.51
3.45
3.81
1.78
左上脛骨軸荷重 (kN)

1.09
1.47
0.80
1.86
1.99
1.90
1.48
2.32
2.95
1.25
左下脛骨軸荷重 (kN)

1.38
1.76
1.13
2.63
2.34
2.45
1.67
2.57
2.76
1.36
ステアリング後方変形量 (mm)

0
0
0
0
0
0
3
0
0
0
ステアリング上方変形量 (mm)

0
0
0
0
0
3
0
0
4
5
ブレーキペダル後方変形量 (mm)

13
2
16
8
35
43
13
25
52
78
ブレーキペダル上方変形量 (mm)

0
5
14
0
2
41
0
0
7
24
乗員保護性能試験(助手席)











合計得点

11.58/12
12.00/12
12.00/12
12.00/12
12.00/12
10.80/12
12.00/12
12.00/12
12.00/12
12.00/12
得点率

96.5%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
90.1%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
頭部傷害値 (HIC15)

52.9
77.3
131.3
133.3
165.4
251.9
97.3
252.2
258.0
197.6
頚部引張荷重 (kN)

0.46
0.54
0.31
0.33
0.95
0.59
0.78
1.06
1.04
0.69
頚部せん断荷重 (kN)

0.22
0.24
0.35
0.31
0.37
0.72
0.31
0.53
0.32
0.28
頚部伸張モーメント (Nm)

11.18
12.11
18.53
13.14
10.94
38.78
14.22
13.35
9.39
23.94
胸部変位量 (mm)

20.09
10.38
10.46
16.35
15.67
23.11
16.80
13.69
14.17
15.80
ショルダーベルト荷重 (kN)

3.91
2.79
2.57
3.48
3.99
4.62
3.00
3.67
4.10
3.43
ラップベルトの骨盤からのずれ上がり

右大腿骨荷重 (kN)

0.17
0.11
0.13
1.52
0.22
0.21
0.42
0.86
0.61
0.49
左大腿骨荷重 (kN)

0.13
0.07
0.11
0.97
0.14
0.15
0.52
0.83
0.35
0.12
相手車保護性能評価











合計得点

-1.65/-5
-2.72/-5
-3.61/-5
-2.38/-5
-1.23/-5
-2.12/-5
-2.74/-5
-1.21/-5
-1.52/-5
-1.45/-5
台車の減速度の大きさ (OLC)

35.1
35.8
29.6
35.2
30.2
30.7
39.4
33.6
36.4
34.8
バリアの変形量の標準偏差 (S.D)

65
114
184
101
77
118
91
53
47
57
バリアへの突き刺さり (B.O)

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