ようやく新型キックスを見に行けたので、クロストレックS:HEVと比較しました‼ 今回見たグレードはGで、4WDのe-4ORCEを選ぶと4,248,200円とクロストレックPremium S:HEV EX(4,053,500円)より高くなります。
新型キックスは、旧型と比べてかなり力強いデザインになったと感じました。日産車の象徴とも言えるVモーションは存在感が薄まり、その代わりに縦基調のデザインを強めたことで、よりSUVらしい迫力を獲得していて、ヘッドランプもe-POWERらしい先進性を感じさせるデザインとなっており、未来的な雰囲気を上手く表現しています。さらに、ボンネットが高くなったこともあって、実際のボディサイズ以上に大きく見えました。今回見たGグレードはフェンダーアーチがグロスブラック仕上げとなっており、上質な印象を受けましたが、グレードによってはスニーカーのソールをイメージしたパターン入りの樹脂フェンダーも用意されています。
対するクロストレックは、キックスほどSUVらしい力強さを前面に押し出しておらず、どちらかと言えばクロスオーバーらしい軽快さを感じさせるデザインです。樹脂クラッディングを活かしたフェンダー周りはアウトドアテイストを強く感じさせる一方、全体のシルエットはキックスよりも軽快で、街乗りからアウトドアまで幅広く使えそうな雰囲気を持っています。デザインの方向性としては、キックスが先進性と上質感を重視した都市型SUVなのに対し、クロストレックはアウトドア志向のクロスオーバーという印象を受けました。
全長×全幅×全高はクロストレックが4480×1800×1550(ルーフレール装着車は1575mm)に対して、新型キックスは4365×1800×1615(e-4ORCEは1610mm)とクロストレックの方がロング&ローでスポーティなフォルムになります
リアデザインについても、キックスとクロストレックでは方向性の違いがはっきり表れていると思いました。キックスはテールランプと中央のガーニッシュが一体化したデザインを採用しており、後方から見ると大きな逆さまのU字を描いているように見えます。非常に個性的なデザインで好みは分かれそうだが、個人的にはどこかアルファロメオ・ジュニアを思わせる雰囲気も感じました。
一方のクロストレックは、フロント同様にSUVというよりクロスオーバー色の強いデザインとなっています。リアフェンダーの張り出しが強調されており、コンパクトなボディながらしっかりとした力強さを感じさせます。キックスがデザインによる個性や先進性を重視しているのに対し、クロストレックはアウトドアツールらしい機能美や安定感を重視しているように感じました。
タイヤ&ホイールはクロストレックS:HEVが18インチになるのに対して、キックスGは19インチになります。フォレスターに19インチが採用したときですらビックリしましたが、コンパクトSUVにも19インチを履かせるようになったのですね💦 なお、キックスにもクロストレックのe-Boxerにも17インチも設定されています。
内装については、キックスの進化が特に印象的でした。率直に言ってプラスチッキーな印象が強かった旧型に対し、新型は質感が大幅に向上してます。ダッシュボード上にメーターとセンターディスプレイが浮かんでいるように見せるレイアウトは最近の日産車に共通するデザインで、先進的な雰囲気を演出しています。また、各所にあしらわれたゴールドのアクセントもさりげなく効いており、上質感の向上に一役買っているように感じました。一方で気になった点もあります。メーターには一般的なバイザーが備わっておらず、逆光時などに視認性へ影響が出ないか少し気になりました。また、スイッチ式シフトやセンターコンソール奥に配置されたスタートスイッチは先進的ではあるものの、使い勝手の面では好みが分かれそうです。視界については、新型ではリアクオーターウィンドウが追加されたことで後側方視界が改善されているものの、クロストレックと比べるとガラスエリアはやや小さく感じました。
対するクロストレック S:HEVは、レイアウト自体は比較的オーソドックスながら、大型センターディスプレイによって十分な先進性を確保しています。さらに、シフトレバーやパドルシフトを採用していることもあり、スポーティな印象はクロストレックの方が強いと思います。特に従来のエンジン車から乗り換える人にとっては、操作系の違和感が少なく、馴染みやすいインテリアだと感じました。
総じて、キックスは先進性やデザイン性を重視したインテリア、クロストレックは使い慣れた操作性やスポーティさを重視したインテリアという違いが見られ、両車のキャラクターの違いがよく表れているように思います。
フロントシートの座り心地については、シート自体の硬さは両車ともよく似た印象でしたが、ホールド性に関してはクロストレック S:HEVの方が一歩上だと思います。
後席の広さは意外にも両車で大きな差は感じませんでした。足元空間や頭上空間そのものはほぼ同程度だと思いますが、キックスは前席下に駆動用バッテリーを搭載している影響もあって、足先を前席下へに入れにくく、その点ははクロストレックの方が良好に感じた。一方で、キックスには後席用エアコン吹き出し口が備わっており、後席の快適性という点ではしっかり配慮されていると思います。
荷室はキックスの方が一回り広く感じました。クロストレック S:HEVは荷室下に駆動用バッテリーを搭載している影響があり、その分だけ床下スペースに制約を受けていると思います。ただ、キックスもe-4ORCE仕様では荷室下にリアモーターを搭載するため、FFほどの余裕はなくなるようだ。一方で使い勝手を見ると、キックスのFF仕様は後席を倒した際に大きな段差ができる点が気になりました。たた、キックスには電動テールゲートの設定があるのも便利なポイントで、日常的な荷物の積み下ろしでは魅力的に感じました。
今回比較した2台はどちらもハイブリッドで4WD車も設定されていますが、その中身は大きく異なっています。
キックス e-4ORCEは1.4L直列3気筒エンジンを発電専用として搭載し、前後のモーターのみで走行するシリーズハイブリッド方式を採用sしています。一方のクロストレック S:HEVは2.5L水平対向エンジンにシリーズハイブリッド・パラレル方式ハイブリッド方式を組み合わせたシステムで、状況によってはエンジンが直接駆動にも関与します。どちらも電動化技術を活用しているものの、キックスが「モーター駆動を徹底的に追求したSUV」なら、クロストレックは「エンジンとモーターの長所を組み合わせたSUV」と言えるでしょう。動力性能を見ると、キックス e-4ORCEは前後モーターによる力強く滑らかな加速が特徴で、発進直後からEVのようなレスポンスが期待できます。一方、クロストレック S:HEVも強力な動力性能を持ちますが、より自然で従来のエンジン車から違和感なく乗り換えられるフィーリングを重視している印象です。
燃費については、キックス e-4ORCEがWLTCモードで19km/L台、クロストレック S:HEVが18km/L台と、数値上はキックスがわずかに有利となります。ただし差は決して大きくなく、内訳を見ると、その差の大部分は市街地モードで生まれてます。キックスはシリーズ式ハイブリッドであるe-POWERの特性上、発進停止を繰り返す市街地走行を得意としています。一方、クロストレック S:HEVは車格や2.5Lエンジン、機械式AWDなど燃費面では不利な条件を抱えながらも、郊外・高速道路でも高効率なストロングハイブリッドによってその差を最小限に抑えています。
同じ電動4WDでも、キックスは「EV感覚の走りと効率性」、クロストレックは「走行性能・悪路性能・自然なドライビングフィール」を重視した設計となっており、このパワートレインの思想の違いこそが両車の最大の違いだと感じた。
今回比較した新型キックスとクロストレック S:HEVは、どちらも電動化されたコンパクトSUVでありながら、その成り立ちや目指した方向性は大きく異なっているように感じた。
キックスは旧型から大きく進化した1台だと思いました。エクステリアは力強さが増し、内装も質感やデザイン性が大幅に向上したことで、従来のキックスとは別物と言っていいほどの仕上がりだった。また、e-POWERならではの電動車感覚の走りや、市街地での優れた燃費性能も大きな魅力です。しかし、キックスの進化によって立ち位置が以前よりクロストレックなど一回り上のSUVに近づいたことが気になります。旧型キックスであればクロストレックとは明確に異なるカテゴリーのクルマという印象でしたが、新型では車格感や質感の向上に伴って価格も上昇し、上級グレードのX+や今回見たGグレードになると、クロストレック S:HEVも十分比較対象に入ってきます。
一方のクロストレック S:HEVは、機械式AWDや220mmの最低地上高、本格的なSUVとしての走行性能を維持しながら、高効率なストロングハイブリッドを組み合わせている点が特徴です。後席や荷室の使い勝手、シートのホールド性、視界の良さなども含め、スバルらしい実用性や安心感を重視した仕上がりとなっています。
同じハイブリッドのコンパクトSUVでも、その個性は想像以上に異なっており、メーカーごとの考え方の違いを強く感じる比較となりました。
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素晴らしい比較ですね!❗🚙❗🚗❗🚙
ただ、ニューキックスにとっては不利な比較だったようですが!❗🚗❗🚙❗🚗
" S:HEVは2.5L水平対向エンジンにシリーズハイブリッド・パラレル方式ハイブリッド方式を組み合わせたシステムで、... ... "
👇🏽🧔🏽🤔 これも悪くはないのですが、残念ながら、このエンジンの製造元コードを特定できる人が誰もいません!これがないと、オンラインでその技術仕様を見つけることは不可能です。❗🚗❗🚙❗🚗
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投稿を表示メンションありがとうございます😊
新型キックスは実車を見ると想像以上に存在感がありますよね。旧型とはかなり印象が変わったと感じます。一方で価格帯も上がったことで、クロストレックSのようなワンクラス上のSUVとも真剣に比較される立場になったのは興味深いです。
個人的には、EV感覚の走りや先進性を重視するならキックス、悪路性能や実用性、長く付き合う安心感を重視するならクロストレックという印象でした。どちらも同じ「電動SUV」でも考え方が全く違うのが面白いですね!
(日産近くにないから見れないんだよなぁ。イイナァ。)