奈良の初夏を彩る「大和観音あぢさゐ回廊」は、2026年6月6日(土)から7月5日(日)の期間、長谷寺、室生寺、岡寺、壷阪寺の4カ寺が連携し、各寺の境内が色鮮やかな紫陽花で美しく彩られます。
この日は早朝からR1で各お寺を巡ってきました。
最初に向かったのは「奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺」。ここは4カ寺の中でも一番人気で、休日は観覧するのに1~2時間の行列を並ばなくてはいけません。早く出たのは4つのお寺を回るというのもありますが、行列に並びたくなかったからです。
「長谷寺」は鎌倉にもありますが、「一本の霊木から彫られた同じ観音菩薩像を祀る兄弟寺院」という深い関係にあります。奈良が総本山であり、鎌倉の長谷寺はその伝説を受け継ぐ形で創建されました。
1. 朝陽を浴びて輝き始めた紫陽花と、静かに石段を上がるお坊さんの背中。静寂の中で刻まれる一歩一歩が、心の洗われる瞬間の始まり。
2. 奥へ奥へと続く長い回廊の先。石段を彩る紫陽花が、まるで別世界へ誘うような、幻想的な空間。早朝でないと撮れない1枚。
3. 嵐坂の石段を埋め尽くすように咲き誇る、色とりどりの紫陽花。朝の澄んだ空気の中で、その色彩は一層鮮やかに、そして優しく、心を癒してくれる。
4. 静まり返った本堂に差し込む朝陽。磨き上げられた床に映り込む、新緑の木々の影。光と影が織りなす、言葉を失うほどに美しい、清廉な世界。
5. 嵐坂の上では紫陽花を手入れされてる植木職人さんとお話しすることができました。昨年から嵐坂を人が通れないようにしたことには賛否があるそうです。私は今のほうが好きです。
次は約20km離れた「女人高野 室生寺」へ向かいます。春のシャクナゲや新緑、秋の紅葉など、季節ごとに美しい風景が楽しめることでも知られています。
6. 威厳漂う仁王門の前で、静かに境内を整える僧侶の姿。山深い室生寺に漂う清らかな空気と朝の静寂。
7. 池のほとりを埋め尽くす、圧倒的なボリュームの紫陽花。仁王門の朱色と、青やピンクのグラデーションが水面に映り込み、華やかながらも落ち着いた情緒を醸し出していました。
8. 鎧坂の石段を上がると、石段を彩る和傘と、空間を立体的に躍動させる赤と青の水引細工が現れます。
9. 金堂の古色ある屋根を見下ろす斜面に、帯状に連なる紫陽花と和傘の華。深緑の森の中に浮かび上がる鮮やかな色彩が、山寺にモダンな息吹を吹き込んでいるようです。
10. 苔むした鎧坂の向こうに佇む本堂、そして緑の奥に小さく見える五重塔。幾重にも重なるもみじの青葉が美しく、室生寺ならではの深い歴史と自然の調和を感じさせてくれました。
約30km走って次に訪れたのは「日本最初やくよけ霊場・西国第七番 岡寺」。奈良県明日香村の東にある岡山の中腹に位置しています。池や手水舎に花を浮かべる「華の寺」としても全国的に広く知られています。
11. 不動明王の足元を埋め尽くす、息をのむほど鮮やかな花池。ダリアや紫陽花が水面を彩る「華の寺」ならではの景色です。
12. 参道の斜面を美しく彩る、鉢植えの紫陽花たち。青や白、ピンクのグラデーションが小径を華やかに包み込んでいます。
13. 色とりどりの瑞々しい花々に囲まれて、ちょこんと佇む小さなお地蔵様。まるでお花の絨毯の中で優しく微笑んでいるかのようです。
14. 歴史を重ねた楼門の中に、美しく咲き誇るピンクの紫陽花。古い木造建築の重厚な佇まいが額縁となり、凛とした花の美しさをより一層引き立ててくれました。
15. 手水舎の竹を伝う清らかな水と、涼しげに輝くガラス玉。水面を埋める紫陽花の柔らかな色彩が初夏の風を感じさせてくれました。
最後は約10km走って、深い壺阪の山の中にある「壷阪寺(南法華寺)- 西国三十三所第六番札所」に訪れました。
ここはNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」の主人公、豊臣秀長が復興したというゆかりがあるそうです。
16. 苔むした境内で、凛と咲く青い紫陽花。その奥に静かに佇むお地蔵様が、訪れる人々を優しく見守っているかのようです。
17. 古いお堂の格子戸越しに、鮮やかなピンクの紫陽花を望む。
18. 光を浴びて透き通るような、水玉模様のガラス容器に浮かぶ青い紫陽花。底に敷かれたカラフルなビー玉が、涼しげで幻想的でした。
19. 天竺渡来の大釈迦如来石像の足元に、色とりどりの紫陽花と和傘が華やかに並ぶ、壷阪寺ならではの圧巻の景色。山深い自然の中で、信仰と花の美しさが融合した、忘れられない絶景。
20. 風に揺れるガラスの風鈴の中にも、愛らしいダリアの姿が。風鈴が奏でる涼やかな音色と、紫陽花の柔らかな色彩が、壷阪寺に流れる静かな時間を優しく包み込んでいました。
大和の古刹四ヶ寺を巡る「あじさゐ回廊」。
早朝の長谷寺に始まり、女人高野・室生寺、華の寺・岡寺、そして山深き壷阪寺へと、それぞれの歴史と自然が織りなす紫陽花の絶景を贅沢に堪能した一日となりました。
厳かな静寂の中に咲く瑞々しい姿、池や手水舎を彩る華やかな演出、そして和傘や水引、風鈴といった伝統の意匠との見事な競演。どのお寺も独自の美しさに満ちており、レンズ越しにその魅力を追いかける時間は、心洗われる至福のひとときでした。
初夏の爽やかな風とともに、大和の豊かな歴史と花の癒やしを肌で感じられた、素晴らしい撮影紀行となりました。
最後までご覧いただき有難うございます!☺️
撮影機材
カメラ:EOS R6 Mark II
EOS R
レンズ:RF14-35mm F4L IS USM
RF24-105mm F4L IS USM
RF45mm F1.2 STM
関連情報URL : https://par-ple.jp/nara-ken/takatori-cho/tourism/00067/
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投稿を表示FLAT4 さん、
こんばんは!
今回のお写真は「光と影」のコントラストが美しく、カラフルな紫陽花と緑に境内の落ち着いた色合いが際立っていますね✨
随分前から花の寺と聞き、いつか行きたいと思いながらまだ行けていないお寺ばかりなのです。
FLAT4 さんのお写真を見ていて益々行ってみたい気持ちが大きくなりました😊
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投稿を表示JR東海の(そうだ 京都行こう)と言うCM思い出しました。
本当に綺麗を通り越した美しい写真の数々です😊
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投稿を表示こんにちは。
壺坂寺の代わりに安倍文殊院を入れた、「奈良大和四寺巡礼」は何度か回ったことがあるのですが、「あじさゐ回廊」というのは初めて知りました。
壺阪寺も単品で行ったことあります。
いつか「あじさゐ回廊」にも行ってみたいと思います。
良く見知ったお寺なのに全然イメージが違って見えますね。
室生寺の近くのヨモギ餅が大好きです。