旅行部

FLAT4
2026/06/18 15:15

R1で巡る初夏の奈良♪ 艶やかな大和観音・あぢさゐ回廊

奈良の初夏を彩る「大和観音あぢさゐ回廊」は、2026年6月6日(土)から7月5日(日)の期間、長谷寺、室生寺、岡寺、壷阪寺の4カ寺が連携し、各寺の境内が色鮮やかな紫陽花で美しく彩られます。

この日は早朝からR1で各お寺を巡ってきました。


最初に向かったのは「奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺」。ここは4カ寺の中でも一番人気で、休日は観覧するのに1~2時間の行列を並ばなくてはいけません。早く出たのは4つのお寺を回るというのもありますが、行列に並びたくなかったからです。

「長谷寺」は鎌倉にもありますが、「一本の霊木から彫られた同じ観音菩薩像を祀る兄弟寺院」という深い関係にあります。奈良が総本山であり、鎌倉の長谷寺はその伝説を受け継ぐ形で創建されました。


1. 朝陽を浴びて輝き始めた紫陽花と、静かに石段を上がるお坊さんの背中。静寂の中で刻まれる一歩一歩が、心の洗われる瞬間の始まり。



2. 奥へ奥へと続く長い回廊の先。石段を彩る紫陽花が、まるで別世界へ誘うような、幻想的な空間。早朝でないと撮れない1枚。



3. 嵐坂の石段を埋め尽くすように咲き誇る、色とりどりの紫陽花。朝の澄んだ空気の中で、その色彩は一層鮮やかに、そして優しく、心を癒してくれる。



4. 静まり返った本堂に差し込む朝陽。磨き上げられた床に映り込む、新緑の木々の影。光と影が織りなす、言葉を失うほどに美しい、清廉な世界。



5. 嵐坂の上では紫陽花を手入れされてる植木職人さんとお話しすることができました。昨年から嵐坂を人が通れないようにしたことには賛否があるそうです。私は今のほうが好きです。



次は約20km離れた「女人高野 室生寺」へ向かいます。春のシャクナゲや新緑、秋の紅葉など、季節ごとに美しい風景が楽しめることでも知られています。


6. 威厳漂う仁王門の前で、静かに境内を整える僧侶の姿。山深い室生寺に漂う清らかな空気と朝の静寂。



7. 池のほとりを埋め尽くす、圧倒的なボリュームの紫陽花。仁王門の朱色と、青やピンクのグラデーションが水面に映り込み、華やかながらも落ち着いた情緒を醸し出していました。



8. 鎧坂の石段を上がると、石段を彩る和傘と、空間を立体的に躍動させる赤と青の水引細工が現れます。



9. 金堂の古色ある屋根を見下ろす斜面に、帯状に連なる紫陽花と和傘の華。深緑の森の中に浮かび上がる鮮やかな色彩が、山寺にモダンな息吹を吹き込んでいるようです。



10. 苔むした鎧坂の向こうに佇む本堂、そして緑の奥に小さく見える五重塔。幾重にも重なるもみじの青葉が美しく、室生寺ならではの深い歴史と自然の調和を感じさせてくれました。



約30km走って次に訪れたのは「日本最初やくよけ霊場・西国第七番 岡寺」。奈良県明日香村の東にある岡山の中腹に位置しています。池や手水舎に花を浮かべる「華の寺」としても全国的に広く知られています。


11. 不動明王の足元を埋め尽くす、息をのむほど鮮やかな花池。ダリアや紫陽花が水面を彩る「華の寺」ならではの景色です。



12. 参道の斜面を美しく彩る、鉢植えの紫陽花たち。青や白、ピンクのグラデーションが小径を華やかに包み込んでいます。



13. 色とりどりの瑞々しい花々に囲まれて、ちょこんと佇む小さなお地蔵様。まるでお花の絨毯の中で優しく微笑んでいるかのようです。



14. 歴史を重ねた楼門の中に、美しく咲き誇るピンクの紫陽花。古い木造建築の重厚な佇まいが額縁となり、凛とした花の美しさをより一層引き立ててくれました。



15. 手水舎の竹を伝う清らかな水と、涼しげに輝くガラス玉。水面を埋める紫陽花の柔らかな色彩が初夏の風を感じさせてくれました。



最後は約10km走って、深い壺阪の山の中にある「壷阪寺(南法華寺)- 西国三十三所第六番札所」に訪れました。

ここはNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」の主人公、豊臣秀長が復興したというゆかりがあるそうです。


16. 苔むした境内で、凛と咲く青い紫陽花。その奥に静かに佇むお地蔵様が、訪れる人々を優しく見守っているかのようです。


17. 古いお堂の格子戸越しに、鮮やかなピンクの紫陽花を望む。



18. 光を浴びて透き通るような、水玉模様のガラス容器に浮かぶ青い紫陽花。底に敷かれたカラフルなビー玉が、涼しげで幻想的でした。



19. 天竺渡来の大釈迦如来石像の足元に、色とりどりの紫陽花と和傘が華やかに並ぶ、壷阪寺ならではの圧巻の景色。山深い自然の中で、信仰と花の美しさが融合した、忘れられない絶景。



20. 風に揺れるガラスの風鈴の中にも、愛らしいダリアの姿が。風鈴が奏でる涼やかな音色と、紫陽花の柔らかな色彩が、壷阪寺に流れる静かな時間を優しく包み込んでいました。




大和の古刹四ヶ寺を巡る「あじさゐ回廊」。
早朝の長谷寺に始まり、女人高野・室生寺、華の寺・岡寺、そして山深き壷阪寺へと、それぞれの歴史と自然が織りなす紫陽花の絶景を贅沢に堪能した一日となりました。

厳かな静寂の中に咲く瑞々しい姿、池や手水舎を彩る華やかな演出、そして和傘や水引、風鈴といった伝統の意匠との見事な競演。どのお寺も独自の美しさに満ちており、レンズ越しにその魅力を追いかける時間は、心洗われる至福のひとときでした。

初夏の爽やかな風とともに、大和の豊かな歴史と花の癒やしを肌で感じられた、素晴らしい撮影紀行となりました。

最後までご覧いただき有難うございます!☺️

撮影機材
カメラ:EOS R6 Mark II
    EOS R
レンズ:RF14-35mm F4L IS USM
    RF24-105mm F4L IS USM
    RF45mm F1.2 STM

関連情報URL : https://par-ple.jp/nara-ken/takatori-cho/tourism/00067/

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3 件の返信 (新着順)
くまこ
2026/06/18 20:47

FLAT4 さん、
こんばんは!
今回のお写真は「光と影」のコントラストが美しく、カラフルな紫陽花と緑に境内の落ち着いた色合いが際立っていますね✨
随分前から花の寺と聞き、いつか行きたいと思いながらまだ行けていないお寺ばかりなのです。
FLAT4 さんのお写真を見ていて益々行ってみたい気持ちが大きくなりました😊


FLAT4
2026/06/18 21:00

くまこさん、こんばんは!
​写真の「光と影」のコントラストに注目していただき、大変嬉しいです。ありがとうございます!

古刹には新緑や紫陽花のカラフルな色彩がいっそう引き立つんですよね。そこを見ていただけて、写真家冥利に尽きます。

​大和路の「花の寺」は随分前から気になられていたのですね。
どのお寺も独自の歴史と見事な風情があり、特にこの「あぢさゐ回廊」の時期は境内の隅々まで趣向が凝らされていて本当に圧倒されました。

​私の拙い写真で行ってみたいという気持ちが大きくなったと言っていただけて、早朝から愛車を走らせて撮影してきた甲斐がありました。
いつか機会を作って、ぜひこの美しい大和の景色と静謐な空気感を直に体感しにお出かけください😊。

スズリ
2026/06/18 20:26

JR東海の(そうだ 京都行こう)と言うCM思い出しました。
本当に綺麗を通り越した美しい写真の数々です😊


FLAT4
2026/06/18 20:34

スズリさん、こんばんは!
​「そうだ 京都、行こう。」のCMを思い出してくださったなんて、最高の褒め言葉をありがとうございます!あの洗練された映像や空気感は憧れですので、そう言っていただけて写真家冥利に尽きます。

​今回は奈良の大和路でしたが、歴史ある建造物と瑞々しい新緑、そして色鮮やかな紫陽花が織りなす風景は、まさにあのCMのような一瞬の美しさに満ちていました。早朝からお気に入りの愛車スバルR1で駆け巡った甲斐がありました。

​レンズを通して感じたあの厳かで美しい空気感が、少しでも写真から伝わったのであればこれ以上嬉しいことはありません。励みになる嬉しいコメントをありがとうございました!😊

とみひゃる
2026/06/18 16:14

こんにちは。

壺坂寺の代わりに安倍文殊院を入れた、「奈良大和四寺巡礼」は何度か回ったことがあるのですが、「あじさゐ回廊」というのは初めて知りました。
壺阪寺も単品で行ったことあります。
いつか「あじさゐ回廊」にも行ってみたいと思います。

良く見知ったお寺なのに全然イメージが違って見えますね。

室生寺の近くのヨモギ餅が大好きです。


FLAT4
2026/06/18 16:24

とみひゃるさん、こんにちは!

コメントをいただき、ありがとうございます。
「奈良大和四寺巡礼」で安倍文殊院を含めて回られていたのですね。確かにあちらも非常に歴史の深い素晴らしい巡礼ルートです。

「あぢさゐ回廊」の期間中は、普段は見慣れているはずの境内に和傘や手水の演出などが加わり、お寺の表情がガラリと変わって本当に新鮮な驚きがあります。とみひゃるさんがよくご存知のお寺でも、全く違うイメージに見えたのはその演出の妙かもしれませんね。

そして室生寺の門前にあるあのよもぎ餅、本当に美味しいですよね!私も室生寺を訪れる際の楽しみの一つになっています。今回は早朝すぎてまだやってませんでした…。長谷寺門前の白酒屋さんのう焼き草餅もおすすめです!☺️

とみひゃる
2026/06/18 17:02

岡寺の小径をダリアで飾られていたことあるのですが、色合いが全然違いますね。

長谷寺門の前ですね。情報ありがとうございます。
試してみます。

長谷寺は階段をのぼるのがキツくて、階段横の植物等の写真を撮る振りして、まわりの人に悟られないように休憩しているのはナイショです。

FLAT4
2026/06/18 18:53

とみひゃるさん、重ねてのコメントをありがとうございます!
​岡寺のダリアの時期に行かれたことがあるのですね。その年や季節の演出によって、同じ場所でも選ばれる花の色合いや配置でガラリと雰囲気が変わるのも、また何度も足を運びたくなる魅力かもしれません。

​長谷寺のあの長い登廊は、本当に体力が要りますよね。私も休憩しながら寒ボタンを撮ってたことがあります(笑)

白酒屋さんの奈良漬けも絶品ですのでぜひ試食してみてくださいね!😊