免許を取得して以来、私はこれまで7台のMT車を乗り継いできました。それ以外もアルバイト時代から現在に至るまで、仕事で触れてきた車も不思議とMT車ばかり。私にとって車を運転することと、クラッチを踏み込む感覚は常に切り離せないものでした。
よく「MT車は操作が煩雑だ」と言われますが、私はむしろ逆だと感じています。MT車こそが、車本来の性能を100%引き出せる最高の相棒です。特に魅力的なのは、クラッチを介してエンジンの動力が伝わる割合を、自分の足先ひとつで完璧にコントロールできる点にあります。極低速でのジワジワとした速度調節など、自分の意図がダイレクトに車に伝わる感覚は、MT車でしか味わえない大きな強みです。
便利さや効率が優先される時代ですが、自分の意思と車が完全にシンクロするあの走りの楽しさは、何物にも代えられません。これからも私は、クラッチを踏み込み、ギアを繋ぐたびに感じる「車を操る歓び」を大切に乗り続けていきたいと思います。