ベストカーにて「170馬力じゃ足りなかった!? 日本人が絶賛したスポーツワゴンの誤算! 海外で初代「レヴォーグ」が伸び悩んだ理由」という記事がありました。そこでは欧州仕様は170psの1.6Lターボモデルのみで、高速巡行の多い欧州では、パワー不足であったことと、ライバル車に比べて価格が高かったことが要因に挙げられていました。しかし、Cクラスや3シリーズなどといったレヴォーグより重量の重いDセグメントのステーションワゴンにも1.5~1.6Lのダウンサイジングターボの設定がありましたし、日本製でもヨーロッパで売れているメーカーもあるので、本質的な要因は他にもあると思ったので、取り上げていきます。

1. EE20クリーンディーゼルを設定しなかった

当時のヨーロッパのステーションワゴン市場は、法人・社用車の「フリート需要」が約6〜7割を占めていて、「ディーゼルエンジンであること」が必須条件でした。しかも、スバルはヨーロッパでアウトバックやフォレスターに当時最新のユーロ6規制に対応したEE20エンジンを設定していたのにも関わらず、レヴォーグに設定されませんでした。もちろん技術的に収めるスペースがなかったり、フォルクスワーゲンによるディーゼルゲート問題があって欧州のディーゼル市場自体が縮小すると見た可能性もあります。しかし、ディーゼルを設定しなかった時点で最初から需要が多くない個人向け市場でしか戦えない状態になってしまった気がします。
2. MTを設定しなかったこと

当時のヨーロッパではMTの選択比率が高かった中でレヴォーグにMTは設定されませんでした。当時はアイサイト× MTの組み合わせがなく、安全のために「アイサイト全車標準装備」とアピールしたかった気持ちは分かりますが、トランスミッションはいわゆるCVTになります。確かにスバルのリニアトロニックはCVTの中でも違和感が少ないという評価は得られていますが、日常的に130km〜150km/h以上を出すことが多いヨーロッパでは、ベルトの滑りによる伝達ロスや、速度を上げようと踏み込んだ際にエンジン音だけが先に高まり加速が遅れてついてくるラバーバンドフィールが発生しやすくなります。そして、ヨーロッパではインプレッサやXV、フォレスター、アウトバックにアイサイトが装着されていないMTも設定されていたので、レヴォーグも「アイサイト全車標準装備」にこだわらずにMTを設定した方がヨーロッパで勝機があった気がします。
以上が私がヨーロッパでレヴォーグが成功しなかった理由でだと考えています。当時のスバルとしては限られたリソースを日本と北米に回すのに手一杯で、ヨーロッパには「1.6Lターボ+CVT+アイサイトが、そのままの形でどこまで通用するか試してみよう。売れればラッキー」くらいの感感で導入したのかなと思いました。もちろん当時のスバルのヨーロッパでの販売状況や前述のディーゼルゲート事件を考えれば仕方ないとも言えます。私が指摘した2つの点もあくまでもこうしていればもう少し売れていたかもという程度で、スバルの判断が間違っていたとは一切思っていません。しかし、ベストカーの指摘は筋違いだなと感じたためまとめてみましたが、皆さんはどう思われますか?
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投稿を表示やはりヨーロッパはMT比率が高いですよね。仕事で助手席に乗りましたが、白人の女性がスムーズにギアチェンジしていく姿はカッコいいですし、フィアットのリッターカーでしたが、パワー不足な感じはしませんでした。富士重時代はちゃんと5MT/4ATと両方ラインナップされていたのに、今更3車種投入だなんて、削ってはいけない所だったと思いますけどね〜😥。
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投稿を表示学生時代にヨーロッパ留学をしていましたが、現地で友人になったドイツ人もオランダ人も大変器用にMT車を乗りこなしていたのが印象的でした。
ドイツ人女性の友人にクルマへ乗せてもらった際、彼女へ聞いてみると「MTこそ運転している気分になれる」「アメリカ人みたいに運転しながらコーヒーやハンバーガーなどありえない」「ハンドルを握る間は運転だけを楽しみたい」と話していました。
EUでMTが主流なのは、彼女と同じ気持ちの方が多いからではないかと思います。最近は2ペダルも増えましたが、ある程度の年齢層より上にはなかなか受け入れられない土壌があると思いますね…。レンタカーも指定しなければほぼ間違いなくMTでした。