秋の気配が強まる9月末、今年最後の北アルプス登山に行ってきました。
目的地は前穂高岳、加えて前回大雨で死にかけた奥穂高への復仇登山です。

▲今回はよく晴れてるぞ河童橋

▲朝の静かな岳沢湿原
今回のルートは重太郎新道。
穂高岳山荘の創始者、今田重太郎さんが「鹿やカモシカが登れるなら人間だって登れるだろ」
と切り開いた、短いがやたらと急なルートです。


▲ここを登っていくのか…。前の岩山が目的地。歩いて早々に梯子の洗礼。
歩くというより立ちふさがる岩をよじ登り回避し900mほど登ります。
背後には岳沢の大パノラマ、キツイですが絶景に励まされました…。

休み休みよじ登ること出発から4時間。標高2,910mの紀美子平に到着。
登山道開拓の合間、重太郎さんは当時5歳の娘紀美子さんをここで遊ばせたそうです。

▲5歳児を遊ばせて言い場所じゃないだろ、重太郎考えなおせ!
重太郎さんへの無礼を横に置きつつ、20分ほどよじ登ると前穂高。



前穂高岳山頂、そこはまさに絶景の一言に尽きました。
遠くには白馬岳の雪渓、東を向けば常念岳の綺麗な三角形や蝶槍のトンガリが手に取るよう。
しばし北アルプスの美に見とれて疲れを忘れました。
しかし道のりはこれから。
重太郎新道で最も難しいのは奥穂高への「吊尾根」です。

岩肌に沿い、這い、よじ登ること1時間半。

南陵の頭を超えて無事山頂へ到着。あいにく山頂は曇っていましたが、
目のくらむような谷底や今まで歩いた吊尾根などやはり美しかったです。

今回も穂高岳山荘にテント泊。

▲ヘリの荷下ろしは大迫力でした。
しかし、さすがに9月末の3,000m。テントはとにかく寒い。天気予報では1℃とか。
しかも雨も降ってくる。下山だけとはいえ辛い、雪にならないだけ幸いか。

▲翌朝、何も見えない霧と雨の下山路。
6時に出発、雨に濡れた岩稜にヒヤヒヤしながら降りました。




とはいえ悪いことばかりでもなく、2,500mの森林限界付近は紅葉真っ盛り。
真っ白な霧雨、ハイマツの緑の合間に燃えるような赤黄色。美しかったです。
そして帰り道の途中、山頂で仲良くなったネパール人のお兄さんと
大ベテラン登山者の女性と出会い即席パーティ結成。
今回も頼もしい同行者がおり、楽しく下山できました。

▲三人で食べた徳沢のトースト、美味しかったです…。
今年の北アルプス探訪はこれにて終わり。
思えば登山熱がこれだけ再燃したのも「S4で遠くに行きたい!」がきっかけでした。
最高の相棒とまたアルプスを楽しみたいと思った楽しい登山でした。
今年の登山は後2回くらいかな。S4、これからも頼むよ!