こんばんは!
おはようございます!
こんにちは!
毎々お世話になっております。
秋場です。
前回の寄稿
「自由研究 ゲルマニウムラジオをつくろう! 第2回」の続編です。
https://community.subaru.jp/announcements/zbxegxnskacd6jo0
実際の製作の紹介まで随分と引っ張ってしまい申し訳ございません…
「ひっぱり過ぎやで、秋場くん、待ちくたびれたわ…」
「本当にすみません…」
「で、今日は何の話や?」
「今日は実態配線図の紹介ですね」
「実態配線図ってなんや?回路図のことか?」
「まぁ、近いですが、回路図ともちょっと違いますね…」
「どうせ難しいんやろ…ハードル高いんちゃうか?」
「いえいえ、むしろ逆です。
回路図より実物の部品をベースに部品どうしの関係
つながりをわかりやすく描いたスケッチが実態配線図です。」
「いつもながら、わかったようなわからんような説明やな…はよしてや…」
「拝承しました。」
「拝承?」
「気にしないでください…クセです…」
"実態配線図"この言葉を知っている人も少なくなりました。
説明するよりも、実際の図面(絵)を見ることにしましょう。

この実態配線図は1mmごとに罫線(けいせん)の入った
方眼紙に鉛筆でラジオの部品を配置したスケッチです。
50年位前のラジオ製作の少年誌にはこういう絵が沢山載せられていたんです。
ここで、皆さん疑問を抱かれる方がいらっしゃいます。
なぜ、わざわざ、こんな図面(絵)を描くのか?
その答えは、
・自分が作ろうとするもののイメージを膨らませるため
・実際に作る時の部品配置・配線距離をあらかじめ決めておくため
大きくこの2つの理由によります。
ラジオに限らず、工作(設計)というのは
完成品の出来が設計段階の良し悪しでほとんど決まってしまうという事は
意外と知られていません。
現代の工業製品では、こうした実物ベースのスケッチを表に出す機会は減り、
回路図やCAD上の設計から始めることが多くなりました。
電子回路の設計の第一歩は回路設計だと仰る方は多いと思いますが
私は未だに、この実物から入るやり方を捨てられずにいます。
趣味レベルのラジオの製作ですが
・限られたおこづかい(予算)をムダにしない
・手戻り(やりなおし)を防ぐ
・完成品イメージから逆算して、見やすい回路図を描くための準備体操をする
実態配線図は回路設計の入門としては
今でもその価値を失っていないと私は考えています。
ここで、完成品のラジオの写真を改めて眺めています。
どうでしょう?実態配線図と実物は
紙という2次元、実物という3次元の違いこそありますが
それほど、大きな違いがないことがわかります。
そして、実態配線図を描く事にはもう一つメリットがあります。
それは
・実物を作っていく中でどんなトラブル(課題)が潜んでいるか?予測することができる。
という恩恵があります。
"経験"と"勘"でものづくりをするプロフェッショナルのエンジニアの方もいますが
"勘ジニアリング"で回路を設計するのは結構難しいです。笑
良い設計というのは、言い換えれば、どれだけ先回りして考えられたか?
これに尽きます。
今回の実態配線図はA4の方眼紙に描きましたので
余白無しで印刷すればそのまま実際の製作に使える図面になっていますが
縮尺が変わってしまった場合は、百円ショップで売っている方眼紙に
同じように描けばOKです。
次回、第4回からは
実態配線図で描いた部品をひとつづつ手作りしてつないでゆく作業に進んでゆきます。
100円ショップやホームセンター等で手に入る材料を中心に選びましたので
興味のある方はチャレンジしてみてください!
では!