現実の世界でも、ネットの世界でも。
言い争いや応酬、報復が絶えませんよね。
正義、倫理、法律、そして正論。
おそらく、その多くは個々の「正義」のぶつかり合いなのだと思います。
正しいのです。
間違ってはいないのです。
こちら側から、向こう側を見れば。
ただ、少し気分を変えて、
あちら側から、こちらを眺めてみませんか?
向こう側に立つ人の考えや、そこから見える景色。
きっと、面白いと思いますよ。
ヒトというのは、なかなか自分を相手の立場に置いて、自分自身を俯瞰することが苦手な生き物です。
でも、向こう側からの景色を知ることで、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
自分とは違う考えに納得できなくても、理解することはできる。
賛同できなくても、尊重することはできる。
そして、今まで理解できなかった誰かを、尊敬できるようになることだってあると思うのです。
こちら側からの景色と、あちら側からの景色。
二つの景色を楽しめるようになれば、人生の幅は二倍に広がるかもしれませんね。
そんなことを思う、私ではありますが、言葉ではどうにもならないことがあるのなら、最後は腕力が正義になるのではないかと考えたことがありました。
言葉が通じない相手に、どう向き合えばいいのか。
正論も、道理も通じないとき、最後に残るものは何なのか。
そんなことを、いろいろと考えていた時期がありました。
そんなときに出会ったのが、合気道の達人、塩田剛三氏のあるエピソードです。
弟子から「合気道で一番強い技は何ですか?」と尋ねられた塩田氏は、こう答えたといいます。
「それは、自分を殺しに来た相手と友達になることさ」
この言葉を聞いたとき、ああ、結局はそういうことなんだな、と。
相手を倒すことでも、屈服させることでもない。
争う必要そのものをなくしてしまうこと。
どれほど強い力を持っていても、その力を使わずに相手と向き合えること。
本当の強さとは、そういうものなのかもしれません。
最後にものを言うのは、腕力ではなく、人間そのもの。
そういうことなんだなと
私は、世の中に憎しみを生まない人を 尊敬しています